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読書#01風姿花伝

経営塾の会長のすすめで、室町時代に猿楽師(能)の世阿弥が記した芸能の書「風姿花伝」を年末年始に読みました。

といっても、原書は古文体で読みづらかったので、まずは解説YouTubeを2本観て、次に現代語訳を読んでから、原書も一応目を通したという感じです。

今すすめられた理由

年代別にまとめられた章では、時代や業界を問わず学びとなる内容がまとめられています。タイトルにもあるように「花」はキーワードです。若い頃にベテランを負かすようなことがあってもそれは「一時の花」であり、そこで努力を止めると「誠の花」が咲かないどころか、すでに咲いていた花も枯れる、という表現に現代に通ずるものを感じました。ビジネスマンでいうと20代のころのラッキーパンチを実力と思って30代サボると40代以降つらいよというところでしょうか。

駆け出し経営者という、若手社会人ではないしそこを超えたから今にいる立場として、今気に掛けることだと刺さりました。「初心忘るべからず」も風姿花伝からの言葉のようです。

舞台に立つ者として

芸能についても、立ち居振る舞いや心構え、演じ方などなるほどと思うことが多いです。舞台がざわついていることがある、遅れてくる人もいる、と万全の場でないことにも想定した心得や、対象別の演じ方のコツには、プレゼンテーションや商談の際の心がけとしても活きます。600年前から今に残るのだから色あせない残る理由があります。

まとめ

自分じゃ選ばないような本を買い、読み切ってまとめる。
尊敬する人にすすめてもらうことのいいことです。

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