選ぶ人と選ばれる人
競技スポーツで「勝利」を目指す場合、その競技レベルが上がれば上がるほど「選ぶ人」と「選ばれる人」が存在する。
「選ぶ人」は監督だったりヘッドコーチだったり顧問の先生だったりする。
一方、「選ばれる人」は選手自身である。
「選ばれる人」は「選ぶ人」の評価基準に基づいて選ばれるわけだから、そのことを理解した上で、「選ばれる」ように努力を重ねることになる。
しかし、このマインドになりすぎると「評価基準」が「他者評価」に偏重していく。
つまり、「自分が何ができるようになったのか」「自分は何を頑張ったのか」という視点が欠如し、「あの人に選ばれるために何が必要か」「何が足りないのか」という視点に偏重し、「自分ではコントロールできない領域」に判断を委ねてしまうことになる。
そのことを「理解しておく」ことが重要なのではないかと考える。
「選ぶ人」と「選ばれる人」という構造がある限り、残念ながら「他者評価」は必要であり、その「評価」を理解する必要はある。
ただし、そのうえで、「自分自身でコントロールできること」にいかにフォーカスできるのかが、その人自身の「成長」につながるのではないかと思う。
言い換えると。
自分自身が選びたいと思える人に、自分自身がなり続けようとすることを追及していくことが誰かに選ばれる可能性を高めることにつながるということ
だと私は思う。
そんなことをこの記事を読みながらフムフムと思ったものである。
▼この記事を書いた人
青野 祥人(あおの よしと)
SCIではダブルゴール・コーチングに関するワークショップやラボを開催し、主にファシリテーションを担当。実はこう見えて公立中学校の国語科教員。中学~社会人までラグビーをしていたが、サッカー部顧問7年目の異色の人。
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