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Step#142|熱中症と熱射病。


しばらく雨や曇天が続いていましたが、
今日は一転して、関東も35℃前後まで
気温が上がり、厳しい暑さでした。

暑い日々が続くと、
毎日「熱中症」という言葉を聞きますが、

これは医学的には、
「高温環境による生理機能の障害」を指します。
熱中症の最重症が「熱射病」です。

熱射病では熱放散機構が障害されて、
発汗もできなくなり、
体温がどんどん上昇します。

体温が上昇すると、
体内のタンパク質が変性して、
生存に必要な機能が障害されてしまいます。


「子供を車内に残したまま、
パチンコに興じていたら、
大変なことになっていた」
というニュースをよく耳にしますが、

この場合、子供は「熱射病」になっています。

体表面だけを冷却すると、
皮膚の血管が収縮し、
熱放散が妨げられてしまうので、
体内から冷却することが大切なわけです。


自らの復習も兼ねて、昨日に引き続き、
勉強してきたことを書いていますが、
身体で起こることは、実に理に適っています。

機構が複雑だったり、
言葉が難解だったりしますが、
整理できれば、腑に落ちることばかりです。


大量の情報を浴びて、
理解する前にルール変更が
度々起こる世の中ですが、

知らないことに目を背けず、
興味関心を抱く気持ちは、
忘れずに持ち続けたいと思います。

関東は週末あたりから、
また暑くなる予報が出ていますので、
熱中症にも熱射病にもならないよう、
ご注意ください。

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