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行動経済学について200日目「現在を真剣に考える!人間は感情で行動する!」

2020年を振り返る

2020年も残り12日程となりました。
皆さんはどんな一年でしたか?
「新しい一年だった」と言う方もいれば、
「コロナに振り回された一年だった」と言う方も、
多いのではないでしょうか?

行動経済記事200日目は、
私が良く使わせて頂く「人間は感情で行動する」を、
記事にさせて頂きます。

たられば

人生に「たられば」は無意味だ!
こう言う方は多くいますが…
そもそも目標は「たられば」の延長です。

こうなっていたら(こうなっていれば)の、
今から「過去形」ではなく、
こうなったら!(こうなれば!)の、
今から「未来系」が重要です。
その為に「誰」が「何」をしなければいけないと思いますか?

現在を真剣に考える

「誰」が「何」をしなければいけないか?
これって実は…
とても単純な話なのです。

誰=「あなた(自分自身)」が
何=「現在(今)を真剣に考える事」
です。

なーんだそんなこと?
と言われるかもしれません。
しかし…
意外と出来ていないのです。
その背景と理由を書きます。

時代と選択肢

人間は情報が多すぎると処理できなくなります。
例えば…
どの扉がいいか選んでください!
と言われたとします。

扉の色が白色の扉で2択であれば
「真剣に考えませんか?」
選択肢は「右か左か」でしょう。

しかし扉の色「赤色か青色か」であれば、
選択肢は「右か左か」ではなくなります。
意外とすんなり好きな色に行くと思います。
これは心理的効果です。
扉を開ける事に変わりはないのです。

選択肢の増加

次は選択肢が増えます。
扉の種類が増えて7つ
扉の色が虹色ではいかがでしょうか?
「7種類」の色があれば、
少し迷いが出ると思います。
いや俺は迷わない!という方もいるでしょう。

それでは扉の種類が同じで7つ
「扉の色が全て白色」ではいかがですか?
すでに考える事をやめているかもしれませんね…
もちろん真剣に考えて方もいるかもしれません。

最後です。
「1,000種類の白色の扉」があればどうでしょう?
もう考える事もやめますよね?
考えても無駄なので…
今現在がそんな時代なのです。

現在を真剣に考えると言う事は、
以前よりもできていない環境
にあるのです。
だからこそ「振り返り」が大切なのです。

エモーション

エモいの語源であるエモーション!
エモーション(EMOTION)は「感情」です。

「感情」とは?(Wikipedia参照)
ヒトなどの動物が、
ものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。
喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などです。

エモーショナルマーケティング

マーケッターで有名な神田昌典さん
神田さんが執筆した著書
「あなたの会社が90日で儲かる!」で、
エモーショナルマーケティングが、
知れ渡った
とされています。

消費者の「必要性(needs)」ではなく、
「欲求(wants)」を刺激するべき等々、
「エモーショナルマーケティング」のポイントが、
多数記載されています。

行動経済の原点

行動経済は「人間は感情で行動する」です。
今の時代の「共感」や「共有」はシェアされます。
まさにエモーショナルマーケテイング全盛なのです。

情報の一方通行化(One-way)から、
双方向化(Two-way)へ。
別名「インタラクティブ」が進むことを予想し、
「感情」「共感」の重要性に注目していました。

フランス革命から始まった

フランス革命をご存知の方も多いと思います。
世界で最も有名な市民革命の一つとされ、
絶対君主制を崩壊、
新たな近代国家体制を築くきっかけとなった市民革命です。

フランス革命をきっかけに、
自由主義やナショナリズムが世界中に広がり始めた事で、
高名な芸術家の作品や著作権の購入が活発化されます。

「自社の名前を添えて広告」として活用する事で、
大きく注目が集まります。
「知名度」や「認知度」が大幅に向上するだけでなく、
「芸術家の名声」に引っ張られて、
「高貴な印象やイメージ」を「自社に定着」させることに、
成功したのです。

ハロー効果でブランディング

自社ブランドを高める事をブランディング化と言います。
有名人を使って名前を付ける事で、
認知バイアスが働きます。
相手が勝手に評価を歪めますが、
この事をハロー効果と呼びます。

エモーショナルマーケティングの大きな特徴は、
「提供する商品・サービス」の魅力を、
相手に伝える訳
では無く、
「消費者の心を動かすマーケティング」を、
実施する
と言う事なのです。

例えば「時事ネタ」について語るとしましょう。
私が「時事ネタ」について延々語るよりも、
田原総一朗氏が「時事ネタ」について語る方が、
より信憑性がありますよね?
同じ内容を有名人が語るだけで、
一気に信憑性が増すのです。

欲求の塊

消費者が感じる必要性(needs)以上に…
欲求(wants)であることこそが、
購買行動を促す可能性の高い感情である!
と捉えているのがエモーショナルマーケテイングです。

人間は常に欲の塊です。
これはこれでとても大切な事なのです。
その欲求に訴えかける事がマーケティングでは、
基本中の基本です。

それは「人間が感情で行動する」
この原点があるから
です。

エモーショナルマーケティングと行動経済まとめ

投稿200日目は「感情」について書いています。
「商品やサービス」の良し悪しを、
メインにアピールするのではなくて…
あらゆる表現方法や心理術を活用し、
「消費者の心」に訴えかけ、
動かして行くことが期待出来る事を、
更に実施し発信し続けるのです。

何度も書きますが…
発信する事が大切ではなくて、
発信し続ける事が大切なのです。

なかなか継続して出来ない事を私は知っています。
だからこそ!
「目的」と「継続」が重要なのです。

人には必ず物語が存在します。
それをヒューマンストーリーと言います。
ヒューマンストーリーを紹介することによって、
「共感できる部分」が多々生まれます。
そうなると…
商品やサービスに奥行を感じられるようになり、
より「価値が上がる」のです。

価値を上げる事が我々の使命。
行動経済学を始めた理由は、
何度も何度も書いていますが、
「今を真剣に考える」事からです。
とにかく一度真剣に考えましょう
必ず何かが見えて来ます。

そして…
私が信じているのは、
「日本の宝物は日本人」である事です。
いまこそ世界へ向けて、
価値ある日本人の姿を発信し続けたい
と考えます。

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