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【書籍紹介】自分という壁 

おはようございます。


人材育成コンサルタントの吉田幸弘です。


今日のおススメの書籍です。

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■自分という壁  自分の心に振り回されない29の方法
■大愚元勝(著) =============================

住職をされているうえに、登録者57万人の
YouTubeのお悩み相談チャンネルをお持ち
の大愚氏の著書です。

自分の心を安定させることは、心身の健康
はもちろん、時短などにもつながっていきます。

そんな心の健康を維持するためのヒントを得
られる一冊です。

ブッダの教えの礎となる部分を体系的に理解
できる点でも非常におススメです。

それでは特に参考になったエッセンスをご紹介
していきます。

●ブッダが発見したのは四諦八正道。

四諦とは「苦」「集」「滅」「道」から成る4つの
聖なる真理のことを指しています。

「苦」とは、文字どおり、私たちが持つ苦しみの
こと。

「集」とは、苦しみを生むさまざまな要因、メカニ
ズムのこと。

「滅」とは、苦しみの原因を知り、それを減らして
いくこと。

「道」とは、苦しみを手放すための方法のこと。

(P62 引用)

本書ではこの四諦について、通販番組のセールス
レターにたとえて説明しています。

この順番を辿って行けば苦しみをなくす方法はこ
れなんだと相手も理解しやすいでしょう。

そして何か不安や怒りがある場合は、この順番に
辿っていき、解決方法を生み出せばいいというこ
とです。

●火事は、酸素と乾燥した燃えやすいものがなけ
れば燃え広がりません。

ほどなくして火は消えます。

怒りもそれは同じで、一瞬カッとなって火がついたと
しても、”燃料”になるものを投下しなければ長続き
はしません。

ですので、そんな状況を自らつくってあげましょう。

対象が物であれば、それを遠ざける。

対象が人であれば、その場から離れる。

これは最善策になります。

(中略)

大事なのは、「自分で燃料を投入している状態」
になっていることに気がつくことです。

気がついたらまず、その場から一度離れましょう。

(P74~75 引用)

例えば、交流会で誰かと会ってマウントを取られたと
します。

その場合、できるだけその人から距離を置くことです。

ここで、「言い返してやろう」なんて思うと不毛な戦い
に発展するだけです。

●じつは嫉妬に対する処置は至ってシンプル。

「他人の喜びに対して、あなたも一緒になって喜んで
あげること」

これが最も効果的です。

ただし、誰しもどうしても競争心があって、ついつい相手
を妬ましく思ってしまうものなので、なかなかすぐにはで
きないでしょう。

例えば、私たちはオリンピックを見ながら「頑張れ!」
とスポーツ選手のことを応援したりしますよね。

まったく知らない赤の他人なのに、金メダルを取ると
「やった!」とその活躍ぶりをみんなで喜びます。

そもそも仏教では「嫉妬」の反対語が「喜びなので、
「自分ごとのように、本当に喜んであげることを練習
しなさい」とブッダも説いていました。

嫉妬は怒りの一種であり、毒のひとつですので、ずっ
と持ち続けると心も破壊していきます。

(P102~103 引用)

ライバルと思っている人や自分のちょっと前を進んでい
る人に対しては嫉妬の気持ちを持ってしまうこともある
でしょう。

そうではなく、相手に祝福の言葉をかける、SNSならば
祝福のコメントをする。

そうすればたいては相手も喜んでくれる。

人が喜ぶのを見るとこちらもいい気持ちになれます。

嫉妬防止に祝福の言葉をかけるというのも1つです。

●後悔の念を持ち続けていると、判断力やパフォーマン
スの低下を引き起こします。

考える必要のない過去に執着するあまり、今現在に悪
影響を与えてしまう可能性があるのです。

仕事の失敗を悔やんで「なんぜ、あんなことをしてしまっ
たんだろう」と引きずっていたら、次の仕事の効率が悪く
なり、生産性が落ちます。

「次は失敗しないように気をつけよう」と気持ちを切り替
えて、今、目の前にある仕事に全力で取り組みましょう。

仕事の失敗は、次の仕事で取り返せばいいのです。

(中略)

「反省はしてもいいけれど、後悔をしてはいけない。まっ
たく意味がない」

ブッダは後悔というものを非常に厳しく諌めました。

(P110~111 引用)

失敗してしまったときは、原因と対策を考えたら、次に
切り換えましょう。

「この失敗は次の仕事で取り返してやる」と。

後悔は何も生みませんし、次の挑戦でうまく行けば、
たいてい上書き保存できますから。

●仏教には「知足」を大事にする教えがあります。

”足”ることを”知”る・・・・・・自らの分をわきまえて、必
要以上に求めないということです。

不満は「我」という人間の基本的な欲求を刺激する
感情なので、他人や周りに対して不満がありすぎる
人の心は、ずっと苦しい状態のままになってしまいます。

(P191 引用)

上を求めたらキリがないもの。

特に自分自身が努力すれば変わることならどんどん
努力をして上を目指せばいい。

ただ他人は変えられないので、必要以上に求めすぎ
ないようにしましょう。

自分の常識は他の人にとっては非常識な場合もあ
りますし、それぞれ考えは違うものですから。

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