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おむつかえしひと

農学博士、東大卒、サイエンスブリッジコミュニケーター、罠猟資格保有者、農家、フリーライター、ちょっとだけコラムニスト。興味が移ろいやすい性格のおかげでぼくを表す言葉は複数ある。

しかし、いまのぼくをもっともよく表す言葉がこれだ。

「おむつかえしひと」

次男の櫂が産まれて19日が経った。長男のつむぎのときは夏だったこともあり、産まれて数日で、妻の実家がある八戸から美幌に戻った。今回は農閑期ということもあり、ずっと一緒にいることができている。冬の仕事の多くはライターなので、オンラインでありさえすれば居場所はどこでもいいのだ。

新生児の子育てにしっかり関われることはとてもいい経験だ。

そして、ぼくは気づいた。

「新生児のおむつ替え頻度半端ない!」

新生児の間はなるべく汚れたらすぐに替えるように、という教えのもと。ちょっとでもおしっこかうんちが出ていたらおむつを替えるようにしている。

「うーん、うーん」とか「おぎゃー、おぎゃー」となったら、たいていはおむつ替えの合図だ。

「お、出た?変えるか?」そういいつつおむつをチェックする。中央に引かれた黄色いラインが青に変わったら、チェンジのサイン。ぱっとみ黄色でも、脇から除くと後ろの方にうんちがついていることもあるので要注意だ。

「うん、出てるね。よし、変えよう」
新しいおむつを櫂のおしりの下にセット、おしりふきを近くに用意し、1,2枚すでに出しておく。

そして、開封。新生児のうんちはポロポロとしていて取りづらいことが多い。ただ、のんびりはしていられない。気を抜いていると中央から放水が始まる。これに遭うと一気に洗い物が増え、残念な気持ちになる。

足をバタバタと動かす櫂の抵抗を受けながらも、なるべく速やかに交換。そして服を直して、暖かくしてあげて、フーっと一息。

その刹那、「ブー、ブブブブ」

新しいおむつになったことでスッキリするのか、オムツ替え直後に追加の一発をかましてくることも多い。

「おぉ、スッキリしたら、また出たか。よしよし、いいんだ、いいんだ」
またおむつの交換作業に入る。きれいに拭いて、新しいおむつを付けて、服を直して、暖かくしてあげて、フーっ。

「ブブブ、ブーッ」
「お、おう、マジか、変えるか・・・」

新生児のおむつ替えの頻度は半端ない。いまのぼくのメインは「おむつかえしひと」となっている。その合間にちょこちょこと仕事を進めるのが現在のライフスタイルだ。

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