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「悠々自適が続くが幸せ」はただの勘違い。老後を楽しく過ごすために今年すべきこと

作家たちの電脳書斎デジタルデンで掲載した記事を紹介していきます。

 
新春を迎え今年はどんな年にしようかと考えている方も多いと思う。多くの人はもしかしたら「今年こそは、今年こそは」と夢と希望に満ちた発言を繰り返しては、気づくと高齢者の仲間入りを果たしているかもしれない。
 
昨年、前期高齢者になった私として、「今年こそは、今年こそは」と繰り返せる未来がある人達に向けて、老後を楽しく過ごすために、今どんな生き方をすれば良いのかお伝えしたい。
 
とはいっても、世界にいる総人口80億人(2022年11月15日についに大台に乗ったのだそう)以上の一人の生き方かもしれないが、いやいや妻を含めて80億の中の2人にしておこう(笑)。新年を迎え、どんな生き方が良いのか迷っているあなたなに参考になるのではないかと思う。
 
これから私と同じ65歳まで生きていく上で、少し大袈裟かもしれないが人生の岐路にぶつかることがあると思う。そんなときに、思い出してくれれば嬉しい。
大まかにいえば、「心の在り方、物事の捉え方など自分の内側のこと」「パートナーシップ、お金、親の介護、子供の成長など外側のこと」の2つに大別される。
 
あともう一つ大事なことがあった。高齢者の仲間入りを果たすと、特に健康のことは存在感が急激に増す。正直この年齢になると、友人知人の訃報が増えてきたことも事実だ。老後の健康についても時折触れさてもらう。
  


◆大丈夫、老後は心配ない! なぜなら日本は優しい国だから


 そんなことを言ってしまうと、ますます老後が心配になってくるかもしれないが、老後は心配しなくて良い!と伝えておこう。
 
なぜそう言えるのか? 今の日本であれば、贅沢しない限り、路頭に迷うことがない。年金、健康保険、介護保険があり、最後はなるべくお世話になって欲しくないが生活保護制度もあり国民を守ってくれている。
 
本当に老人に優しい国なのだ。だからと言って、人様に迷惑を掛けたり、ギャンブルに明け暮れたりしてもいいとは言っていないので、そこは注意してもらいたい。
 
あくまでも日向の道を生きてもらいたいと思っている。日向の道の生き方は、これから紹介していこう。
  

◆悠々自適な生活も続いてしまうと不幸になるって本当?


 最初にお伝えしたいのは、「老後は悠々自適に暮らせば楽しい」が勘違いだということ。
私たち昭和世代は、定年したら退職金で悠々自適に旅をしたりゴルフをしたりやりたい放題するぞ!と少しわくわく夢見ながら、辛い仕事にも耐えてきたように思う。
私も50過ぎまで、そう思っていた。
 

 ところが実際に50歳を過ぎた頃から、定年後の生き方についての本を読んだりドラマを観たりするようになると、悠々自適は一時は楽しいが、その後は孤独になり寂しい人生を送っている事実が見えてきた。
 
人生100年時代、そんな寂しい生き方が30年以上も続くと思うとぞっとしないだろうか。
  

◆お金は持っているだけではなぜダメなのか?


 悠々自適が悪いわけではない。時に必要なことだと思うが、これだけだと危険だということだ。毎日美味しいものを食べ、好きなことをしていたら、はじめは良いかもしれないが、きっと飽きるだろう。健康にも良くない。
 
話はそれるが、歳をとってくると脂っこいものや消化に悪いものは食べられなくなってくる。美味しいものでも、若い頃にしか食べられないものがあることを覚えておいてほしい。
その辺は、いずれ書いてみようと思っている海外旅行編ででも、詳しくお伝えするつもりでいる。
 
なぜ悠々自適が、孤独になり寂しい人生になるかというと、誰もそんなあなたを必要としないということだ。
「いやいや、そんなことない。ちやほやされることもある」とおっしゃる方もいるかもしれないが、それはお金を使ってくれるからに過ぎない。
 
確かにお金で世の中に貢献できる人は尊敬する。ただ、それはお金を持っていることではなく、誰かのためにお金を使おうとする人間性が必要とされる人だということだ。
  

◆必要ない人間になると人生が終わる

 
老後を楽しく過ごすためには、必要とされる人になることをお勧めする。
誰かに教える人、誰かを守る人、誰かを助ける人、そばにいると癒される人、なんでもいいので自分の内側にあるもので、誰かのためになる人になることだ。
 
この世の中で自分が必要ない人間になることが、一番辛いことだと思う。人生が終わった気持ちになってしまう。
 
必要とされる人になるには、いつでも遅くないが、より自分が必要な人と感じるためには、なるべく早いときから意識しておく方がよい。
その意識の方法もこれからお伝えしたい。
 
最後に、悠々自適が楽しいとか、お金のことばかりを考えていると、「お金があればいい」「出世すれば良い」と考えがちなる。
この考えに縛られると、その時にしか経験できない大切な人との時間、家族との時間を失うことなる。
パートナーとして、あるいは親として果たすべきことに向き合えなくなってしまい、老後に後悔することになる。
 

 
人生、後悔しないための今の生き方を次回以降でお伝えしていこう。
ただし、あくまでも80億分の2の生き方なので、そこだけはご注意を(笑)

作家たちの電脳書斎デジタルデン 出版事業部https://digi-den.net/より転載

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人の可能性を最大化させ、日本を再び世界のリーダーにする」という未来実現のために、全国の企業に対し「会社の未来を担う次世代リーダーを育成する」ための活動を行う。
吉田裕児の紹介ページは→ https://yoshidayuji.com

 



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