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情熱所長「本当の叱り方」Vol.17|部下のモチベーションをあげる上司がやっていることⅠ ~愚痴や弱音を受け止める~

部下のモチベーションをあげる上司がやっていることⅠ
~愚痴や弱音を受け止める~

前回は、「何やっているんだ!早くしろ!」と
部下を脅してパニックにさせることより、
冷静に「期限までに何が残っていの?」と問い掛けて、頭の中を整理させる人が、できるリーダーだと教えてもらいました(笑)

では、今回のはじまりです。

夕方の現場事務所をちょっと覗いてみると
情熱所長が、頭を抱えて悩んでいます。

情熱所長
『吉田部長、聞いてくれます!?
最近、部下の弱音や愚痴が多くて困っているんです』(泣)

吉田部長
「そうかー、部下に弱音や愚痴が多いのか!?」

『そうなんですー』(ふー)

「弱音や愚痴は、問題があるかもしれないけれど、
部下がそれを言えることは、情熱所長を信頼していることじゃないかな!」

『そうですかね!?』

「情熱所長は、部下の弱音や愚痴を、どんな風に聞いているのかな?」

『そうですね、弱音を言ってきたら、
そんな弱音を言わないで、もっと頑張れよ!と言っています』

「それで、部下の問題は解決したかな?」

『そこなんです。そこで会話が止まって、問題は解決しないんです』(汗)

「そんなときは、部下の弱音を一旦、受け止めてあげるといいよ!」

『えっ、弱音を一旦受け止めるんですか?
どんな風にやればいいでしょうか?』

「例えば、“そうか、君はそんな風に思っているのか!?”と
部下の弱みを一旦受け止めてあげるんだ!」

『へー、そうなんふうにやるんですか!?』

「部下は自分の弱みを受け止めてもらったことで、
自分のことを受け止めてくれたと思い、ほっとするんだ。
このほっとする安心感が大切なんだ」(笑顔)

『そうなんですか。
ということは、私は部下を不安にさせていたということですか?』(汗)

「そうかもしれないな、不安でいると自分の殻に閉じこもってしまい
良いアイデアが浮かぶことはないな!」

『そうかー、そう言えば、部下の弱音や愚痴を最後まで聞いたことはないな』(汗)

「そうだろう、だから、一旦、部下の弱音や愚痴を受け止めて、
部下の心をオープンにしてあげるんだ!」

『そうですね!今までは、私は部下を突き放していた感じですね』

「そんな弱音を吐くなよ!
もっと頑張れよ!
それは君の問題だろう!と
言っているままでは、部下の心は閉じたままだ!』

『そうですねー』

「弱音や愚痴の先に、
部下の本音や事実が隠れているかもしれない。
それを知らないで、
上司は現場のマネジメントができるだろうか!?」

『部下の本音や事実がわからなければ、
正しいマネジメントはできないかもしれませんね』

「だから、上司は、部下の弱音や愚痴を本人の甘えだと決めつけずに、
一旦受け止めて、その中にどんな本音や現場の真実があるか探っていかなければいけないな」

『そうか、そこが大事ですねー』

「わかってくれたようだね!
部下の弱音や愚痴を受け止められれば、
情熱所長は、さらに慕われる上司になっていくよ!」

『わかりました!やってみます』
「お、元気がでてきたようだね!」

さて、今回の質問です。
~部下の弱音や愚痴に、どんな本音や真実が隠れているでしょうか?~

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)!

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拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社より引用しています。

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