見出し画像

「なんで私が東大に!?」偏差値35から東大を目指すことになった経緯~わたしの受験体験記

自分が東大に合格するなんて,
全く思っていませんでした。

小学生の私に,
「将来,東大に入るんだよ」と言ったら,
腰を抜かすでしょう(笑)

なぜ私が東大を目指すことになったのか,
経緯や受験体験記をつづりたい
と思います。

  • 東大生は幼少期からずば抜けて頭が良かったんだろう

  • 勉強で苦労したことがなさそう

  • 凡人は東大に縁がない

このように思っている方に,
ぜひ今回の記事を読んでいただきたいと思います。


小学生のころ模試で偏差値35を取った


子どものころ関西に住んでおり,
京都にある同志社国際中学校の
自由な校風に惹かれて,
自ら中学受験をしたいと決めました。

勉強は嫌いではないものの,
友人と遊んだり,テレビを見たり,
漫画を読んだり描いたり,
目の前の楽しいことに流されて,
全く勉強しませんでした

小6の秋ごろの模試で,
ついに理科・社会 偏差値35,
同志社国際中学校 合否判定 F判定
という
ひどい成績を取りました。

周りの子たちは頑張って勉強しているのに,
私は遊びほうけていたので
当然の結果です。

その模試の結果を見て,
「本当にマズい!勉強しないと!」
と焦り始めました

親や先生から
「合格したいなら勉強しないと,
このままじゃ落ちるよ」
と言われていたのに,
その模試の結果を見るまで,
実感が伴っていなかった
のです。

激しい後悔


「勉強しよう!」と心を入れ替えたものの,
今さらなにをどう勉強していいかわかりません

入試まであと数か月しかなく,
同志社国際中学校の入試科目は
国語,算数,理科,社会の4教科あるので
量が多く,絶望的でした。

「今から勉強しても,
もう間に合わないかもしれない……」

「でも,何も勉強しないとF判定のままだから,
できることを一つ一つやっていこう」
と自分に言い聞かせて,勉強し始めました。

できる限り頑張ったものの,
やはり受験当日までに
全範囲を学習し終えることができず,
本当に後悔
しました。

同志社国際中学校(一般生)受験の
倍率は非常に高く,
私が受験した年も4倍程度だった
と記憶しています。

「そんな倍率......やっぱり無理かもしれない」
と思いましたが,

「できる限りのことはやろう!」
「後悔のないように
一つもミスしないようにしよう」
「緊張でミスをしてしまう子もいるかもしれない。
そこに自分が滑り込もう!」
と子どもながらに考え,自分を奮い立たせました。

試験当日,問題を見てみると......
なんと1週間前~試験当日の休み時間に見た問題が
たくさん出題されていました!

「諦めずに最後まで頑張って良かった!」
と心底思いました。

緊張が解け,実力を発揮することができ,
結果,念願の同志社国際中学校に合格しました。

遊んでばかりも物足りない


念願の同志社国際中学校に入学し,
とても楽しい学校生活を送っていましたが,
1年ほどで「物足りない」
と感じるようになりました。

同志社大学まで
エスカレーター式で進学できるので,
最低限の勉強さえしていれば,
誰にも何も言われません。

入学後1年間は本当によく遊びましたが,
だんだん遊ぶのにも飽きてきて,

「これを10年間続けていていいのかな!?」
「人生一度きり。中学受験で
あまり頑張らなかったから,
自分の限界に挑戦してみたい」
という気持ちが芽生え始めました

中学受験に合格したものの,
きちんと勉強してこなかったという強い後悔は
私の考えや行動を大きく変えました

「中学受験はまぐれで合格できたけど,
二度とこんな思いはしたくない」

「きちんと計画的に勉強に取り組むことが大切」
と考えるようになったため,

中学校入学後は遊びつつも,
自分で計画を立てて
コツコツ学習していました。

すると,成績がどんどん上がり始め,
勉強が楽しくなってきたのです。

遊ぶのに飽きた中学2年生ごろからは,
勉強にのめり込みました。

勉強ってゲームみたい

遊んでいた時間を勉強に充てるようになると,
成績はさらに上がりました。

そのうち,「勉強ってゲームみたいだな」
と思うようになりました。

ゲームは主人公(自分)のレベルが上がると,
強い敵が出てくるようになりますが,

「どうやって敵を倒そう!?」
「武器を買って装備しようかな」

「自分のレベルを上げるために,
経験値がたくさんもらえる
少し弱めの敵を倒してから挑もう」
というように強い敵を倒すための
戦略を立てると思います。

ゲームオーバーになってしまうことも
あるかもしれませんが,
戦略を練り直して
何度でも敵に挑むでしょう。

勉強も同じです。
自分のレベルが上がると,
問題がどんどん難しくなってきますが,
戦略を立てて学習すればできるようになります

スランプを経験したり,
なかなかできるようにならなかったり
するときもありますが,

粘り強く試行錯誤すれば
壁を乗り越えることができ,
もう一段自分のレベルが上がります

この繰り返しが楽しくて,
私は勉強にハマりました。

ゲームがいくらできるようになっても,
現実世界は変わりませんが,

勉強はやればやるほど,
実際にテストの点数が上がり,
自分の将来が拓けていく
ような感覚がありました。

そんなある日,同志社国際中学校の先生に,
「東大や京大も目指せる」
と言っていただいたことがきっかけで,

「人生一度きりだから目指してみようかな?」
と思うようになりました。

それまで東大や京大を目指すなんて
考えたこともなかったので,
大きな転機となりました。

東大・京大を本格的に目指すために,
同志社国際中学校を出て,
東大・京大受験に強い
西大和学園高校を受験することにしました。

中学生時代は,
自分の意志で計画的にコツコツ勉強していたので,
倍率16倍の入試を突破し,
西大和学園高校に合格しました。

予備校のような高校生活


エスカレーター式で
同志社国際高校・同志社大学に上がらず,
わざわざ西大和学園高校に進学したので,

「同志社大学以上の大学に合格しなければ,
友達に合わせる顔がない」

「親に申し訳ない」
という気持ちが強く,
高校時代はそれまで以上に勉強に打ち込みました。

高校の先生のアドバイス通り,
1日10時間は勉強するようにしていましたが,
東大受験のための勉強は難しく,
量が多くて本当に大変
でした。

何度取り組んでも世界史の用語が覚えられず,
泣きながら勉強したり,
東大模試で数学60点満点中3点や6点を取ったり
したこともあります。

頭の良い同級生がたくさんいましたが,
長期的に粘り強く努力できない子は
どんどん脱落
していきました。

関連記事はこちら↓

「何が何でも東大に入りたい」
「東大に入ったら,面白い授業がたくさんありそう」
「たくさんの東大生と知り合いたい」
「東京って何でもあってあこがれるなぁ!生活してみたいな」
という気持ちが強かったので,

勉強法を試行錯誤して,
最後の最後まで頑張り抜く
ことができました。

具体的な勉強法についてはこちら↓

東大受験の日は,人生で一番緊張しました!

「こんなに頑張ってきたのだから,
これで落ちたのなら縁がなかったのだろう」
と開き直って,全力を出し切りました

結果,何とか合格をつかみ取ることができました。

最後までやり抜けるかどうか,
極限状態で目標を達成できるかは,
「自分がその目標をどれくらい
達成したいと思っているか」
という気持ちの強さにかかっている
と感じます。

今回の記事で伝えたかったこと

  • 失敗や挫折を経験したり,後悔したりするのは悪いことではない

  • 早い段階で失敗や挫折を経験すれば,その後の人生に行かせる

  • 子ども自身で失敗や挫折から学ぶことが何より大切

  • 小中学校で成績が悪くても,子どもの考え方が変われば,信じられないくらい伸びる

  • 親が理想を押しつけるのではなく,子ども自身で「こうなりたい!」という目標を持つことが大事

  • 人生は一度きり!どんな人生にしたいかを思い描いて,後悔のないように行動しよう

少しでも参考になれば幸いです!

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。
ご興味がある方は,受講相談(無料)より
お気軽にお問い合わせください。


この記事が参加している募集

受験体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?