見出し画像

【PR】『マンガでやさしくわかる知識創造』刊行!

こんにちは。
今回は、先月に引き続き担当した本ができてきましたのでご紹介できればと思います。

この度できてきたのは、『マンガでやさしくわかる知識創造』(西原(廣瀬)文乃 著)です!

「文章だけの本で勉強するのはちょっとしんどい、マンガで具体的なストーリーがあるとわかりやすいんだけどな…」
そんなニーズにお応えしている「マンガでやさしくわかるシリーズ」の一冊です。
作画は『マンガでやさしくわかるビジネスモデル』(井上達彦 著)に引き続いて藤沢涼生さんにお願いしました。

でほ、本題です。
皆さん、「知識創造」って聞いて何をイメージしますか?
「え、知識って創るものなの?」そう直感的に思われた方も多いのでは。
私も、知識というと、誰かがすでに創ったものを勉強して身につけるもの、というイメージがありましたが、そうではないのです。

定義周辺の理論を語っていると難しくなりすぎてしまうので端折りますが(笑)、人が集まってみんなで何かをする中で、「こういうふうにしたらうまくいくよね!」という技や、ノウハウのようなものができてくると思います。
それが、暗黙の了解なのか、明文化されているのか、状況はさまざまだと思いますが、ざっくりいうと、これが知識です。そして、こうした一連の行為を「知識創造」と呼びます。
必ずしも企業だけでやっているわけではなく、人が集まるところであればどこででも起こりうる話です。


ただ、そうして生み出された知識は固定されたものではありません。
新たなメンバーが加わったり、時代が変化したりすると、知識も変わっていかざるをえません。そうなると古いメンバーだけの「暗黙の了解」だけではうまくいかなくなるので、「こういうふうにやってみませんか?」と言葉で再確認したりします。そうすることで「そうそう、これだよね」と納得する人もいれば、「あれ?今の認識ってこうだったのか」という人もいるでしょう。
そうした認識のズレも、知識を共有しようとすることでアップデートされます。こうしてサイクルを回していくことで、知識は更新されていくのです。このモデルの中心となる理論をSECIモデルと呼びますが、詳しく知りたい方は是非本書をお読みください。

1980年代、日本企業が世界を席巻していた頃、どうして日本の企業は強いのかということに関心が集まっていました。その時、「日本企業の強みは、知識を創造する力が強いことにある」ということを見出したのが野中郁次郎先生竹内弘高先生です。本書、『マンガでやさしくわかる知識創造』の著者、西原(廣瀬)先生は、野中先生のお弟子さんに当たります。

「80年代って、40年も前の話、今更何を学べるっていうの?」
と思われるかもしれません。確かに、当時と今とでは働き方も社会のあり方も大きく異なっているので、全く同じ状況にしよう、という話はナンセンスだと思います。
ただ、コロナ禍を経て、組織のあり方をどうするか試行錯誤をしている会社も多いでしょうし、コロナ禍のタイミングに社会人になった人で、まだ会社のナレッジを十分に吸収できていない人も多いのではないでしょうか。
そういう悩みを持っている方に、是非本書をお薦めしたいと思います。
「在宅をやめてリアル出社に戻せばいい!」というような話ではなく、これからの社会の形にあったナレッジの作り方を、みんなで考えていく時期がきたのではないでしょうか。

本書では、そうした知識(ナレッジ)をうまく活用していくために奮闘する水上つかさが、村雨修の力を借りながら奮闘していくストーリーをもとに、知識創造について学ぶことができます。

また、この2人のキャラクターは、株式会社LIXILで実際にナレッジ・マネジメント活動を行っていた村上修司さんをモデルにしています。
村上さんご自身も積極的に活動を発信されていますので、是非覗いてみてください。乞う

本書は、年明け早々に書店に並び始める見込みです!
乞うご期待!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?