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【開業50年】喫茶 さぼ〜るのお話し

ここ最近、気温も高くなってきて「かき氷とかパフェとか、しゃっこいの(冷たい)食べたくなるね」という会話が増えてきた。

岩内町のこの時期の気温は日中で22度くらいで、暑いと言っても過ごしやすい季節。(北海道の夏は短いよ、楽しまないと)

駅前通りにある、喫茶さぼ〜るは今年で開業50年になります。
小さい頃、さぼ〜る名物!パフェをオーダーする時に「一人で食べきれなでしょ」と大体、いつも半分こ。

大人になったら、一人で全部食べたい♡という目標がありました。

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(大人になった今では、コーヒーシェイクがお好み♡)

以前、岩内のたらこの歴史を探っていた時に、「うちは、もともとは桶屋だったの」という話題になって、当時のお話しを聞きに行きました♪

スケトウダラ漁が盛んな頃は、岩内町内には桶屋が沢山あったという。

明治初期時代から昭和30年代まで、たらこを漬け込み運送するのに使われた木桶。(一般的に「樽詰め」と呼ばれている)

「時代と共にね、包装資材も変わって木桶が廃れていってね。室蘭で喫茶とスナックを営んでいた私たちに、岩内に戻って来てって親から言われて…」

「室蘭で2年。って、そうゆう事だったんですねー!」

「昔は、桶屋と喫茶店だったのよね」と、さぼ〜るのおかあさんが懐かしそうに話してくれました。

桶屋だった当時の様子が分かる資料を早速探しました。

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昭和28年の岩内町市街案内図。
(昭和29年の岩内大火前の岩内町だ)

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現・喫茶さぼ〜るがある場所は、カク一佐々木桶工場と記載されていますが、当時は佐々木栄吉さんが生業をしていました。

(それにしても、この地図すごいよね。手書きだし、ええー!!っていう発見がいっぱいある)

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(昭和40年代の頃の写真) お祭りの時の写真なんだろうか?

栄吉さんは岩内大火の翌年にお亡くなりになり、喫茶さぼ〜るとして現在に至ります。

話しが盛り上がり、馴れ初めの話しにまで展開していきますが、さぼ〜るのおかあさんのトークが面白い!!

岩内大火当時の話しにもなって、作家 水上 勉さんの「飢餓海峡」のエピソードへ。

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映画では三國 連太郎さんや高島 健さんが出演していて、3時間という長編作品。
当時の岩内大火を舞台にもなっていて、まだ汽車が走っていた頃の岩内駅も、この作品に残っています。

なかなか聞けない貴重なお話しも聞けて楽しかったです。店内は昭和レトロで落ち着いた雰囲気♡

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懐かしい!さぼ〜るメニューと、新メニューの情報は。
お孫さんが発信する 喫茶さぼ〜る Instagramの投稿も要チェック!

かなっぺの歴史散歩つづく。









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