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クラフトビールと私 1

(本記事は,2021年8月11日に Facebook に投稿した内容の再掲 [一部加筆・修正] です)

BRUTUS No. 944: 「ビールについて語らせろ!」

BRUTUS No. 944 (https://magazineworld.jp/brutus/brutus-944/) 読んだ.パブに行きたくなった.The Aldgate のオーナーが対談されていたが,あんなに歴史のあるパブだとは知らなかった.知らずに堪能していた.

*参考:

クラフトビールとの出会いとそれから

クラフトビールに魅了されてどれくらい経つだろうか.二十歳そこそこの私は,スーパードライを飲みふける,「ビールはのど越し」を地で行くような無知な青年だった.一番搾りの甘ささえ敬遠していた.友人の勧めで初めてヒューガルデンを飲んだ時は,「こんなものビールじゃない」と憤りさえしたように記憶している.今振り返ると全くもって何を味わっていたのか,不思議としか言いようがない.一番搾りは明らかに旨いし,ヒューガルデンなど何杯でも飲めるし,スーパードライは明らかにそんなに旨くない (コンディションによるけれども).

きっと,はじまりはよなよなエールだった.まだ今ほど流通していなかったあの黄金色の缶に,軽井沢で偶然出会った.衝撃を受けた.こんなにも甘くて芳醇で,それでいてしっかりホップの香りと苦みが効いているビールがあるのか.すぐさま樽生でよなよなエールを飲める店を探し,行く機会があれば訪問する日々が始まった.すぐに出会ったのは京都出張で出向いた Castle West だった.確か2011年だったように思う.ここで箕面ビールに出会った.思い起こせば,あれから10年.

以来様々なビアバーに出向き国内外問わず様々なビールを飲んできた.次第にスーパーやコンビニでも扱われるクラフトビールが増えていった.旅行に行く先々でローカルなビールを見かけるようになった.昨今は経済的な事情もあいまって,なかなかクラフトビールを堪能できていないし,そんな中空前のクラフトビールブームで,ビアバーもビールもブリュワリーも指数関数的に (言い過ぎか?) 増えていって,まったくもって追いつけなくなってしまった.クラフトビール好きを自称するのもはばかられるような心持にさえなっていた.

それでも胸を張って「趣味はビール」だと言おう

でも,今回の BRUTUS の特集を読んで,明らかに気持ちが変わった.最先端に着いていけていなくてもいいじゃないか.知らないことがいくらあったっていいじゃないか.こだわりをもって飲んでいればいいじゃないか.経済的に賄える範囲で探求していけばいいじゃないか.これからもクラフトビールフリークを公言していこう.ビール愛を熱く語っていこう.趣味はビールと言い張ろう

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