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株を守る類

■今日のことば
 
「株を守るに類なり」過去の栄光は捨てよ。
【守屋洋著「中国古典・一日一話・韓非子」】
 
宗の国のある農民が野良に出て働いていると、目の前に兎が跳んで来て、偶然そこにあった切り株に頭をぶつけて死んでしまった。その農民は労せずして兎を手に入れたわけである。これは儲かった。良いことを知ったと、その日以降、鍬を放り出して連日株の前でじっと兎がやってくるのを待っていたが、いつまでたっても兎はやってこなかった。
「待ちぼうけ、待ちぼうけ、ある日せっせと野良稼ぎ、、」と、日本では北原白秋の歌で知られるこのエピソードは、一度良いことに出会うと、二度、三度と同じことを期待して、融通がきかず、変化に対応できないことの愚かさを指摘しているのである。
伝統や既成概念に引きずられ変化を嫌う者はみな、この「株を守る類」と言えなくない。
現在はまさに激変の時代。かつての成功が今通用するとは限らない。
変化には変化。そのスピードが問われますね。
 
今日もニコニコ夢に向かって1歩前進!!

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