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LIVE 56 戦争と人道:基礎3ーパレスチナ

誠に申し訳ありませんが、11月26日に延期になりました。



ソマリアの時も、アフガニスタンの時も、ダルフールの時も、スーダンの時も、イラクの時も、シリアの時も、リビアの時も、マリの時も、ウクライナの時も、いつも同じだった。人々はしゃぐのだ。そこにいない限り。賛否どちらの側かに関わらず、はしゃぐ。高揚する。その興奮を次々に消化していき、また次を求める。何一つ共通点のないような、互いに罵り合う無数の人々が同様に。しかし、彼らには共通点が一つだけある。

絶対的な安全圏にいるということ。

彼らが目を釣り上げて支持する、あるいは気が狂ったように激昂して反対する、そのものごとが、未来永劫、自分の生活の一部には決してならないことを無意識のどこかで確信しているような陽気さ---。書き間違いではない。陽気さ。残虐な死をなんとか正当化しようと躍起になる集団と、それを熱狂的に非難する集団の双方に、同様に・同等に感じる、あのはしゃぎ。その陽気さがいつか妖気へと変化する。

まったく誰にも知られず、ましてや感謝などされるわけはなく、機能不全の国際社会を完全な崩壊に至る瀬戸際に立って仕事をしている人々がいる。爪楊枝一本で津波を止めるような quixotic な行動だと、バカにし、冷笑する人に実はこの世は満ち溢れている。しかし、彼らは必要だと思うことをしているだけだ。Thankless job であることにむしろ有難く思っている。必要であるかどうかの判断にそんなものの影響を受けたくない。

UNRWA(United Nations Releif and Works Agency for Palestine Refugees in Near East)のスタッフが101人殺された(2023年11月10日現在)。ご冥福を祈る。

UNRWA Staff Killed in Gaza

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このSpace of Digital Humanities のコミュニティで、月一回 LIVE イベントをやっている。今月のトピックは「戦争と人道:基礎3ーパレスチナ」。「戦争と人道:基礎1」と「戦争と人道:基礎2」は2年前にやった。その二つで武力紛争とそれに対応する国際社会の構造はだいたいカバーしたと思う。その2回は理論的な枠組みの話が中心だったが、今回は、パレスチナを巡る紛争に焦点を絞る。

通常有料のLIVEイベントを今回無料公開にしたのは、現に今、目の前で起きている悲惨を一人でも多くの日本人にirrelevant な雑音なしで理解してもらいたいからだ。常に論争が続くトピックであったとしても、あまりに酷い勘違いや無理解、あるいは悪意があるとしか思えない珍説が撒き散らかされてる。それに一つずつ丁寧に対応している人には敬意しかない。それぞれの人がそれぞれに出来ることをやらないと社会は動かない。僕は僕に出来ることをやる。

参加方法


実施日時:2023年11月19日午後1時〜3時

参加費用:1,000円

参加申込フォーム


「戦争と人道:基礎1」と「戦争と人道:基礎2」については、下のそれぞれの画像をクリックすると、目次とレビューがあるので、それを見ると、内容についてはだいたい想像出来ます。下記ページから録画と資料の購入もできます。


投げ銭(Space of Digital Humanities で行う全ての活動に役立ちます)

¥100  ¥500  ¥1,000  任意の額



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