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エルマーのぼうけんシリーズ

世界中で有名な、9歳の少年がりゅうを助けに行く冒険の物語。小学1年生になった時に買ってもらい、大好きで何回も読んだ記憶があります。

自粛期間前に、ブックオフで見かけてゲット。

読みたい本を、読みたいときに。
ということで、読みました。やっぱりおもしろかった!

物語のはじまりは、としとったのらねこを助ける場面。親には理解してもらえないけど、エルマーの話し相手になってくれるのらねこ。「大人になったら飛行機を買って、どこでも好きなところに飛んでいきたい」と話すエルマーに、どうぶつ島につかまっているりゅうのことを教えてくれます。そして、りゅうを助けに行く冒険が始まるのです。

ジャングルの中を、身を潜めながら進んでいくドキドキ感。ポイ捨てしたみかんの皮で存在がバレて追われる身になり、茂みを抜けたその先で野生のどうぶつに遭遇して何度も危険な目に遭うけど、エルマーの知恵で一つひとつ乗り越えていきます。大人になってもドキドキです。
あと少しでつかまりそうになりながら、ギリギリでりゅうを助け出した瞬間は、ガッツポーズしたくなります。

ねずみが叫んだ
「どもれ!どもれ!うりゅが、ようひつだ!うりゅが、ようひつだ!」
のフレーズは、心の中にしっかり残っていました。

ここまでが、第一巻の『エルマーのぼうけん』。

次の『エルマーとりゅう』では、家に帰る途中に嵐に巻き込まれてカナリア島により道し、カナリアの王様の病気を治します。
最後の『エルマーと16ぴきのりゅう』で、悪い人間たちにつかまったりゅうの家族を、エルマーの大作戦で救出。

りゅうと一緒に大活躍したエルマーの話も、大人にはナイショ。エルマーとりゅう、そして、のらねこだけがすべてを知っています。
その秘密の共有も、子どもの心を喜ばせてくれる気がします。

『エルマーのぼうけん』の英題は、『MY FATHER'S DRAGON』。今になって知りました。
エルマーの子どもが父の子どもの頃を語る、という設定もおもしろいです。



読書のきろく 2020年31・32・33冊目
「エルマーのぼうけん」
「エルマーとりゅう」
「エルマーと16ぴきのりゅう」
#ルース・スタイルス・ガネット
#ルース・クリスマン・ガネット
#渡辺茂男
#福音館書店


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