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ルール工業地帯

学校でも習った記憶のあるルール工業地帯を横断して、ドルトムントからケルンに到着したのが、たったの48時間前くらいなのだけども、もうこの街からも去る。ヴッパータールは、1901年に開通した現役最古の空中鉄道が走っているところだ。今回のドイツ滞在の最大目標だったEbertplatzの展覧会(もはや終了しているが新型コロナウイルスの影響により期間中には渡航できなかった)の落とし前をつけるというか、もともとの目的だった「私的空間からアドルフ・ヒットラーを引き摺り出す」の映像撮影を行うことだったが、そもそも今現在の新型コロナウイルスによる制限・ソーシャルディスタンスを実行している状況下では、市民のお宅訪問ができるはずもなく、コンテナに投棄された遺品を廃棄物処理業者に持ち込むだとか、路上でインタビューがソーシャルメディアを使って質問を受け付け、それに僕が答えるという形式をを取った。最終的にはドルトムントとケルンの両都市で撮影した記録映像をひとまとめにする予定となった。

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ドイツとオーストリアというEU加盟国を移動するだけなのに、その度にコロナ検査と入国するために最近導入されたデジタル追跡票の提出など、第二のパスポートのようなものを準備しなくてはならず、負担が増えてしまったのは手続きがかなり煩雑になってしまった。今日はケルンの最終日なので、前回ケルンに来た時に見つけた成都の手作りラーメンでも食べに行くか。ドイツで撮影したこれらの記録映像は数週間かけてゆっくりウィーンで編集するか。

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