"恋人がいる=幸せ"なのか?
冬が近づいてきた。
冬と言ったら、クリスマス。恋人たちのための季節だ。
私の周りには彼氏持ちの人が多い。
友達と久しぶりに会うと、「最近どう?彼氏できた?」という会話が繰り広げられる。
女同士で会うと、ほぼ必ず恋愛の話題になるのだ。
そこで「彼氏はいない」って答えると、「えーもったいない!いい人いないの?」って言われる。まるで、彼氏がいないことがいけないことかのように。
恋人がいる=幸せ
恋人がいない=不幸せ
なのだろうか?
そんな疑問が湧いた。
世の中では、恋人がいることが良しとされている。
恋人がいることが、本当に幸せなのだろうか?
この疑問を確かめるために、試しに彼氏を作ってみた。
別に好きな人はいなかったから、手っ取り早くマッチングアプリを使って彼氏を作った。
周りが羨む「彼氏持ち」の仲間入りだ。
でも、私は幸せにならなかった。
何なら、彼氏がいない頃の方が自由で楽しかった。
1人で十分充実していたし、1人で好きな場所に出かける休日が大好きだった。
会いたい時に会いたい人に会うことができたし、友達とは男女関係無く接することができた。
彼氏がいなくたって充分幸せだったのだ。
でも、彼氏ができたらこれらの生活を変えなければならない。
頻繁に連絡を取り合わなければならない。
デートだってしなければならない。
忙しくて会えなくても、電話をしたり、相手を気遣ったりしなければならない。
他の男性と2人きりで会うのも極力控えた方が良い。
もちろん、他の人を好きになってはいけない。
これら全てが私にとって縛りだった。
彼氏を作ったことによって、私の自由が減った。
余計な手間が増えた。
窮屈になった。
私にとっては、彼氏がいるという状態がストレスだった。
"恋人がいる=幸せ"
では無かった。
むしろ
"恋人がいない=幸せ"
だった。
世の中ではなぜ、恋人がいることが良しとされているのだろう?
どうして、恋人がいることがステータスなのだろう?
私には分からない。
"恋人がいる=幸せ"
この風潮が、不思議でたまらない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?