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鑑賞レビュー:Bank ART KAITO 休日のプラットフォーム「休養と回復」テイク2 松本力(映像・アニメーション作家)+VOQ(音楽家)「ライブパフォーマンス」

先日いったBankARTの展覧会「休養と回復」、2回目。

当日は映像作家の松本力さんと音楽家のVOQさんのライブの日でした。

お二人はもうずっと一緒にライブを実施されているユニットなのですが、今年は松本さんがご不幸なことに遭遇し、しばらくお休みをされていたので、松本さんを知る人たちはとても心配していて、その日のライブですこし立ち直った松本さんの姿を見るのを楽しみにしていました。

ライブはVOQさんのあいさつで始まったのですが、あいかわらずお二人の息はぴったりでVOQさんの透明感のある歌声にあわせて松本さんのライブドローイングによるアニメーションんが進行していくというパフォーマンスは流れるように進んでいきました。

松本さんはなぜ、あのようによどみなく絵を描き続けられるのか本当に不思議です。

松本さんの絵は、松本さんの心のなかから何もまとわないでその手から生み出されて行き、私たちの見える世界におとづれてくるようないきいきした感じがします。

VOQさんは、その絵が生成されてくる場面を歌声で彩っているよう。

途中「チカラタイム」という、松本さんの絶叫ともいえる歌声が聞けました。松本さんはテーブルを身近なもので叩きながら絶叫していました。
松本さんの絶叫は、なんだか、自分たちが出したい声を松本さんが代わりに出してるような気がして、松本さんのエネルギーが伝わり、聞いているうちに自分も頭がスッキリしてくるような気がしていました。

大きな声、出したいなあ。

帰り際に松本さんとお話しできました。まだ、いろんな整理ができていないそうですが、前向きな言葉をきけてすこし安堵しました。

また、元気になられて絵をたくさん描いていただきたいと思いました。





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