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【自然の素朴な風味】アオギリコーヒーを作ってみた

秋に面白い形の実をつける、アオギリの木。戦時中に、このアオギリの実を炒ってコーヒー豆の代用としていた、という話をよく耳にします。
一体どんな味なのか知りたくて、「アオギリコーヒーづくり」に挑戦してみることにしました。


1.用意するもの

  • アオギリの実

  • 実を炒るための道具:今回はフライパンで行いました。

  • 実を洗うための道具:ボウル、ざるなど

  • ミル:実を粉にするために必要です。

  • コーヒードリッパー、コーヒーフィルター

2.実の採取

アオギリの果実は、9月頃から熟しているのが見られます。現在(11月)は乾いた状態で、木についていると思います。
私が実を採取したのは10月でしたが、やや乾いた状態でした。
落ちているものより、可能であれば、木についた状態のものを採取したほうがよいと思います。

アオギリの木。大きな掌状の葉と長い葉柄、若い枝の緑色が特徴ですね。
実はこんな感じ。舟のような果実の裂片のふちに、タネがくっついていて、
くるくると回って落ちる、ユニークな形です

3.タネを取り外す

今回集められた量はこれだけ…
1杯分には全く足りない量なので、今回は味見用ですね。

4.皮をむくかどうか…

アオギリコーヒーのつくり方を検索してみると、皮をむいて作ったという人と、皮つきのまま作ったという人がいました。どちらが良いのでしょう…??
今回は、皮をむいて作ってみることにしました。

小さなタネの皮をむくのは、かなり面倒な作業でした。ハサミを使ったのですが、
タネが割れてしまったものも多く、要研究です…

3.タネを洗う

丁寧に洗います。私は洗ったあと、数日置いて乾燥させましたが、軽く乾かす程度でも良いのではと思います。

分かりづらい写真ですが、ボウルとざるを使って洗っています。

4.タネを炒る

フライパンを使って、タネを炒りました。菜箸で静かにタネを転がしながら…。

玉子焼き用のフライパン…。
割れたタネは焦げやすくなってしまいますね。
うーん、焦げてる??
火の通り方にだいぶムラが出てしまいました。

5.ミルで粉にする

コーヒーっぽくなってきました

6.コーヒードリッパーで抽出する

お湯を少しずつ注ぎ、抽出していきます。コーヒーと比べ、お湯の落ちる速度が遅いようなので、焦らずゆっくりと…

今回はちょっぴりですが…
もうすぐ完成…。

7.完成♪

芳ばしい良い香りがします。さて、お味は…?

ドキドキ…

おお、おいしい♪ ナッツのような芳ばしい香りと風味が心地よく、おいしい飲み物でした。コーヒーの代用にしよう、と考えた人の気持ちがわかります。
酸味や苦みは少なく、タンポポコーヒーや麦芽コーヒーによく似たお味です。

もっとたくさんタネを集めれば、本格的に楽しめそうですが、皮をむくのが大変そうです。
皮つきでもよいのかどうか、今度試してみようと思います。

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