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これからの「まちづくり」についての私見。

ざっくりというと、まちづくりに関する仕事にも携わっているヨシオカミノリであります。
今日9/1で、関東大震災から100年が経ちました。
ということで、まちづくりに対する私見を。
数々の震災を経験してもなお、都市部の再開発が高層化ばかり、しかも建物の密度も解消されていない。疑問です。
高層ビルのインフラ問題、狭い間隔の建物間における火災の拡がり、避難経路確保の難化。
こないだ観たニュースで、パリから観光のために訪日された方が、都内の某高層ビルの最上階にて、「パリでは都市景観のために建築物の高さを規制しているから、こんな高いところから街を眺めることができて楽しいわ♪」とコメントされているのを観て、すごく複雑な気持ちになりました。
せっかく再開発するのに、震災の経験が活かされていない、そして都市景観も考慮に入れていない。
さらに、ヒートアイランド対策として、最近、オープンスペースを芝生一面にしていることろがあるけれど、木陰が一切なし。
芝生は大気を冷ましてはくれないっす。全くではないけれども。
必要なのは、木陰。要するに、樹幹広めの落葉樹。
防犯面も考慮しなくてはいけませんが、上手な植樹の仕方で、木陰で生まれた冷気が拡がりますし、日本らしい四季の移り変わりが表される。さらに災害時も火災の拡がりを抑えて「壁」となってくれる。で、最近すごく安直に使われているSDGsに貢献、つまりはカーボンニュートラル実現のための一つの要素ともなる。
まとめますと、私が考えるこれからのまちづくりは、
・建築物の低層化と低密度化。
・その地域の特性を魅せる景観の保守、形成。
・緑陰を形成するオープンスペースの確保(その際は防犯面も考慮に入れること。)
です。
その他、広義での「calm down space」を作りたい、だとか、
SDGsの取り組みについて、諸々思うことはありまして、
それについては、また今度。

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