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問題意識をそらすとは【人生奥義】

人間はついつい目の前に何か問題が発生するとそれを直接どうこうしようとしてしまいがちではありませんか?

例えば人間関係、相手を言い負かすために高圧的になって大きな声で色々根拠のないことを言い続けて相手が謝るまでそれを執拗に続けるとか。

または自分が下手に出てサッとその状況を回避する、実際は問題を先送りしているだけだが、一旦やり過ごすとか。

ありもしない原因について延々みんなで協議したり争ったり、解決しない上にまた新たな問題の火種を撒き散らしたり。

もうお分かりのようにこれらの行為は無意味です、とはいえ無為なことのために思考を巡らせ、無用な時を過ごすことには成功していますが・・・。

つまり本来は問題でないことに無駄な時間と労力を使いがちなのです。
何故毎回そのような不毛なことを繰り返してしまうのか、それは目の前に現れた問題がどうして現れたのか理解できないことが原因です。

私たちの目の前に現れ出てくるすべての現象はすべて自分で作り出した心の投影物です。ようするに人生を彩るための提案材料なのです。

それらを使って楽しむためのパズルのピースに過ぎないのです。それなのに私たちは病的に自分を悲劇のヒロインのように仕立て、次々問題が押し寄せてきていると被害妄想に耽っているのです。

ここまで読んでいただければもうお分かりのことと思います。
目の前の出来事に逐一真摯に取り組む必要はないのです。

この世界の正体は、あなたがはじめた遊びのようなものなのです。
世界には感覚や感情がないのであなたへ何でもかんでも提案してきます。

世界は本当に人間のことがわからないのですよ、だからこそ自分自身の感覚がすべてなのです。ですから自分の感覚に従ってただあるがままに生きればいいだけなのです。

本当にただそれだけなのです。

この先に何が起ころうとも、その都度自分の感覚の通りに決めていいのですよ。むしろそれらすべてを無視してもよいのです、そんなことよりも自分の中から出てくる感覚のほうが大切です。

どうでもよい目の前のことから意識を自らそらし、自分が惹かれることをし続ければいいだけなのです。そうすれば結局は馬鹿げた辻褄合わせが起こって色々あったけど何とかなったね、となるのです。

この世はそんなとんだお笑い草の茶番劇なんです。
でもそれが面白いんです!

誰もが人生の健康優良児

人間は同時にいくつものことが起こっていたとしても、その中のひとつのことにフォーカスし一つの原因や答えを導き出そうとします。

つまり人間は問題ですらないことを問題として扱い、挙句にありもしない解決方法を探してしまう定めなのです。でもこの世界ではすべてのことは並行して同時に起こり、人間はその意味を理解することはできません。

そもそもの意味がわからないのだからその原因や答えや解決方法などにたどり着くことはないのです。

例えば体の異変が起きた時、多くの場合はその原因を探ろうとします。
でも体の異変とは、解決の糸口へと自らの意識を向けさせるためのシグナルなのです。

例えば自分の生活習慣の改善に意識を向けさせ、そのための行動を起こした際、次のシンクロニシティが発動するといった具合です。

それと同時に自らの体を労わることで波動状態を改善したり、様々な学びが得られる仕組みです。

そして色々試行錯誤するうちに当初の目的であった筈の体の異変はもうどうでもよいことのようになり、最終的にはそう言えばそうだったと思い出す程度のことなのです。

地球が体験の星であることを理解すればこの仕組みはとても簡単なことです。

今回の例でいえば、人間は自ら病気という状態すらも作り出し、自分らしく生きるための軸からずれないようにコントロールしているのです。

これをホメオスタシスといい、恒常性維持機能といいます。

つまり私たち人間には、自分の人生を自動的に軌道修正するような機能が備わっているということです。

勿論生まれながらにハンディキャップをもって生まれてきてくださった方々や、意味あって突然不自由な生活を強いられる方々にはこの点が当てはまらないのは言うまでもございません。

ここで申し上げているのはあくまでも一般的なケースのお話ですので、その点はご理解いただきたいと思います。

馬鹿であれ、愛であれ

さて、この世界では起こるべきことが起こるべき時に起きます。ですのでもう起こるべくして起こっていることを問題としてとらえるのをやめて良い頃合いだと思います。

むしろ次々当たり前にやってくるそれらを楽しんでください。
それらと同時に自らが心地よくなることも大いにし続けてください。

心と体を労り、自分自身を愛し慈しんでください。
その上で人生を余すところなく楽しみ尽くしてください。

それが私たちができる周りの世界にとっての最高の営みの形です。


今週も自分らしくいてくださってありがとうございます。

お疲れさまでした、おやすみなさい。


タイトルイラスト

カタカナさんよりお借りしています。
ありがとうございます。

著者プロフィール

私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。

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