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2年間で最も読まれた記事とケイスケ・ホンダからのナイスパス

学校では、最高学年は卒業式を晴れやかに終えて、もう今年度も残りわずかとなりました。前回のnote記事は、セミナーの案内に関するものを除けば、2学期が始まる前の夏休みの課題図書について書いたもの。だいぶ間隔が空いてしまいました。学期中は忙しいことに加えて、冬休み中は企業案件のプロジェクトに注力していたので、落ち着いてnote記事を書くことができませんでした。3月も半ばを迎え、学年末テストと課題へのフィードバックを終えたことで、ようやく振り返りの時間をとることができるようになりました。

さて、今日は約2年前にnoteを始めてから最も読まれている記事についてです。2年間の全期間合計で約1万ページビューという規模感なので、その中でのランキングのトップはたかが知れているのですが、それでも勝手に第1位の記事を紹介していきます。ただ、いかんせんこの2年間公開したnote記事はたったの17本。どんだけ遅筆なんだ、と自分でもツッコみたくなりますが、これからは少しペースを上げていければと思います。

それでは第1位を紹介します。最も多くのページビュー数がついているのは、この記事です。

この「さんづけ」記事は、ページビューが2番目に多い記事の2倍以上も読まれています。どこかにリンクでもされているんでしょうかね?ただ、スキ(いいね!Like!)の数は多くないんですよね。多くないどころか、もっとページビューが少ない記事よりもスキの数が少ない。これはどういうことなんでしょうか?読んだけど「ふーん」という感じなのか、最後の教員エピソードトークが蛇足なのか、原因はわかりませんが、事実として、ページビューは多いがスキは少ない記事、ということです。

「さんづけ」記事を書いたのが2021年7月なのですが、それから1年以上経ったところで、この記事が再び盛り上がることになりました。どこで盛り上がっていたのかというと、私自身とその一部の界隈だけなのですが。。

それは、FIFAワールドカップカタール2022大会でのこと。元サッカー日本代表の本田圭佑選手が解説した試合で、本田選手は、自分よりも年下の代表選手について話す時に、「三苫さん」「鎌田さん」など、「さんづけ」で呼んでいました。私もリアルタイムでABEMA観戦していましたが、この発言には「おおっ」と思い、「とうとう自分の時代がきた!ケイスケ・ホンダからナイスパスが来た!」・・・というのは大げさですが、我が意を得たりという気持ちになりました。本田選手のこの発言には世間も敏感に反応し、ソーシャルメディアでも「さんづけ」に対する感想が様々あったようです。

試合終了後、本田選手は、「さん付けして笑われる意味がわからない。」とtwitterに投稿し、さらに自分の「さんづけ」の意図をこう示しています。

これには私も100%同意です。このtwitterを教育現場に置き換えて、「学校での無意味な縦社会はなくした方がいい」は言い過ぎかもしれませんが、それでも、教員から生徒へのリスペクトは呼び掛けでも示すもの、と思っています。

学校では、教員の私が生徒を男女問わず「さんづけ」で呼んでいることを生徒は知っています。なので、ワールドカップ期間中に、この「さんづけ」話題について、「ほら、ケイスケ・ホンダは、年下・後輩であっても『三苫さん』とさんづけで呼んでるでしょ?僕が皆さんを「〇〇さん」と呼ぶのと一緒。むしろ、本田選手が僕に追いついてきた!?」というと、「確かに!」や「偉そうな感じがしないから良き」と納得する生徒もいれば、「学校とサッカーは違うでしょ」や「いや、本田選手もよく知っている仲のいい選手には(長友選手に対して)ユウトとか呼んでる」と様々な感想が聞かれました。

ユウト、確かに。かつて共にワールドカップを戦った同志の連帯感がありましたね。なので、私も打ち解けた会話の中では生徒への「さんづけ」をくずすこともありますが、基本的にはこれからも、すべての生徒を「さんづけ」で呼ぶこだわりを続けていきます。

ところで、この記事の写真サムネイルは三角形がモチーフ。そう、本田△。「さんづけ」で後輩選手を呼ぶ本田さんかっけー!

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