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映画『空飛ぶタイヤ』

池井戸潤 原作の『空飛ぶタイヤ』をAMAZON primeで観た。
『七つの会議』に続き、鑑賞してしまった。

ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。
整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太に再調査を要求。
同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始する。
それぞれが突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”―。
果たしてそれは事故なのか、事件なのか。

人の命より大事な組織などない。
巨大組織が金と保身のために人の命をないがしろにし隠蔽した事実。
隠蔽工作をする巨大企業に中小企業の社長が挑むという構図。
巨大企業の中でも組織にもがく男たち。
遅々として進まない不条理にもがき、会社経営が存亡の危機にさらされる中小企業の社長。
池井戸作品によるこの人間ドラマも見応えあるが、何より人が一人亡くなっており、決して看過することはできない。

実際に起きた事故を題材にしているので、淡々とはしているが、リアル過ぎる展開の連続であり、テンポが非常に良く最後までグイグイ引き込まれました。

キャストさんもよかった。
池井戸潤の小説が原作の映画やドラマいいな。

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
上映日:2018年06月15日製作国:日本上映時間:120分
ジャンル:サスペンスドラマ配給:松竹


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