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2023年末ヨーロッパ旅行メモ

とある方の文章が大好きで久しぶりに文章でも書いてみたいと思ったのだけれど全く書けなかった。忙しかったりネタがなかったりと言い訳だけは常にある。

人生にお金と時間とやる気が3つ揃う時は永遠に来ない。
ふたつ揃ったと思ったら飛び込め。恩師の言葉だ。

文章を書くことについてふたつが揃った訳ではないが
なぜか少しのやる気と少しの時間が存在したみたいだ
これからも年に1回くらいは書ければいいかなと思っている

さて本題。
2023年の12月26日から旅行に出ることになった。
本来は愚息の大学が決まっているはずの時期だったので、
他人にも関わらず3年間一緒に暮らしてくれた彼女に
お疲れさまと感謝を伝えるような、
単に旅行に行きたかっただけのようなまあその中間のような
企画だった。

ところ華麗に滑り止めも含めて綺麗に完全に滑り落ちた愚息は
進路も決まらず、これはもしかして行けないのでは?
との考えもよぎり悩み、知らんオレの人生ではない、最終的に行ってしまえと決断したのが約10日ほど前だった。(非難は甘んじて受ける)

航空券は3ヶ月ほど前にマイルで取れる路線を取ってあった。
そして2ヶ月前に保険として、agodaで直前キャンセル可能な宿だけすごく適当には抑えてあった。

と言うわけで肝心なところの予約が取れなかったり失敗をしたり
コロナ前後のネット上の錯綜する情報にブンブン振り回されたりと
楽しい時間を送った。

我々のように見切り発車で飛び出して最新の情報を求めている
方への手伝いに少しでもなればと思いこのヨーロッパ旅行記の文章を書いていく。

12月25日


9時50分の便で上海へ上海空港で一時入国ビザの手続きに手間取る
上海のエアポートホテルにチェックインして
なんとかAlipayの設定に成功し
時速300キロのリニアで上海市内へ移動
南京東路近くの豫園で圓湯を食べる
そこから地下鉄で南京東路に移動、川沿いのバンドエリアで
夜景を鑑賞、また南京東路に戻り有名な海底火鍋を食べる
ここの火鍋で出してくれたモツ系は美味しかった
海底火鍋は東京にも複数店舗あるので行ってみようと思った
その後タクシーでリニア駅まで移動し、リニアで空港のホテルへ

12月26日


翌日は11時5分発のチューリッヒ行きに搭乗
15時間半のフライトに疲れ果てる
18時頃にチューリッヒに到着しトランジット
簡単な手荷物検査とパスポート確認だけあった
ラウンジへの移動中に売店やスタバを確認すると
スタバが1,700円ミネラルウォーターが600円など
この先が不安になる金額
3時間ほどのトランジットでバルセロナ行きの便に乗る
1時間40分ほどで無事に到着し荷物も回収
スルーバゲッジだったので少し心配していたが良かった
23時くらいだったのでタクシーでホテルまで移動
トコジラミのチェックをしてバタンキュー

12月27日


ホテル近くのチュロス屋で朝ごはん
ホットチョコレートに浸して食べるチュロスが衝撃的に
美味しくてお代わりを頼む
そこからグラシア通りを散歩してガウディの建物を2軒見る
名前忘れたけど広場まで歩き、結局タクシーで
ラ・ロカビレッジにお買い物に行った
大して安くないかなという印象だったがCAMPERだけは安い
日本の半額くらいだったので結局2人で6足も購入してしまった
ランチはアウトレット内でピザ、オリーブが美味しすぎてびっくり
夕方にサグラダファミリアの入場チケットがあったので
見学、予習はしてきたものの実際に見ると
狂気の作品にため息しか出ない
夕飯は焼きネギを食べられるレストランを20時から予約してあったのだが
まだ2時間ほど時間が余ったので近くのタパス屋に突入して
パンコントマトと生ハムをつまんだこれも美味い
冬の時期だけのカタルーニャ地方の郷土料理である焼きネギ屋に
入り焼きネギを注文する、数を聞かれたので2と答える
何なら2本だけ出てくると思っていたのだけれど、
長ネギが1人15本ずつ出てきて言葉を失う
人生で一番長ネギを食べた夜だったが、完食してしまうくらいこれまた美味い笑

12月28日


この日は朝からモンセラット寺院を見に行くツアーに参加
案内してくれる若いスペイン人の男の子の英語が
とにかく理解できない多分理解度25%くらい・・
それでも黒いマリア像と寺院の中の荘厳な作りに言葉を失う
小一時間ほどハイキングして展望台に行く、素晴らしい眺め
韓国人の家族が写真を撮ってくれたありがたい
戻ってコーヒーとクリームチーズ、生ハムサンドを頂く
バスで解散場所の凱旋門まで送ってもらう
特に予定もないのでブラブラ歩いていると旧市街へ
ローマのような古い街並みがあり、バルセロナの奥深さを知る
友達に薦められたパエリアを食べに行こうと再度グラシア通り
にタクシーで戻り店に行くがめちゃ混みで断念
この日はとにかく街と店が混雑していたので3軒ほど
候補を見つけ順番にローラー作戦
2軒目で入れたレストランがバルサの選手のよく使うお店のようで
店内にはサインとユニフォームと写真がギッシリ
念願のイカ墨パエリアを注文する、日本人は塩少なめが好みだから少しお塩減らそうか?って聞いてくれたので、そうしてくださいとお願いしたが、これも正解、とにかく美味しい
あと焼き青唐辛子?とコロッケも美味しかった
確か2人で2万くらいしたが、ここは良かった
食べっぱなしでそろそろ胃が疲れてきたので夜はカップ麺で
スキップ

12月29日


また朝はチュロスを食べようと言うことで、チュロス屋を探して行くが、今回はハズレ・・ちょっと油っぽかったので
気持ち悪くなってしまった
店主は明るくて気持ち良かったし評価も高かったので
たまたまかもしれないけれど
そこからカサ・ビセンスを見学して、海側の丘の上にある
ダリ美術館に地下鉄&ケーブルカーで移動
たまたまピカソ展もやっていたので両方見れてお得
ちょっとピカソ借りてきましたっていう割にはピカソの作品も
恐らく100点くらいはあったので、ピカソは随分たくさんの
作品を残したんだなーと変なところを感心
ダリは只の線だったりピタゴラスイッチみたいな工作だったり
いろんなものを残していた
アイディアが溢れて止まらない人だったんだと推察
タクシーでホテル近くに戻りホテル近くのタパス屋で
生ハムとオリーブをつまむ
生ハムは美味しかったけどオリーブは苦いものが混ざってた
荷物を持ってバルセロナ空港からグラナダ空港に移動
この航空会社は荷物オーバーしたら150ユーロ貰うよって
3回も4回もメールしてきてたので、かなり警戒して手荷物を減らしたんだけれど、実際には大してチェックも無かったので肩すかし
グラナダについて適当にバスに乗ったんだけど、ホテルから歩いたら20分くらい掛かるところで降ろされてしまい
止まってたタクシーに相談
運転手さんスペイン語しか話せず全く話通じないんだけど
google翻訳でホテルに連れて行ってくれますか?って聞いたら
大丈夫、とのことだったのでお任せ
交通規制があったようだけれど裏道を使ってホテル前まで
連れて行ってくれました
お腹が空いたのでホテル近くのタパス屋さんに行き
少し並んだけど外のテラス席で食べることが出来ました
チーズとハムの盛り合わせのようなものを頼んだら山盛りで
結構それでお腹いっぱいになってしまう・・
寒いから温かいもの食べたかったのに
街の様子もわからないし夜だったのでホテルに帰って寝る
・・んだけど明け方までホテルのすぐ裏の広場で宴会やってて
うるさかった

12月30日


直前まで来られるかどうかわからなかったので
売り切れてしまいアルハンブラ宮殿の入場チケットを
持っていなかった我々、ネットの情報を見ると朝の7時に並べば
当日券が買えるかもしれないとのことで暗い中ダメ元で並ぶ
がやはり当日券は今日はありませんとのことで撃沈
まあまた来なくちゃいけない理由ができたねと気を取り直して
コーヒーを飲みそこから無料エリアを散策、イスラム時代の博物館とキリスト時代の博物館があったのでそこを見学
イスラム時代の作品の方が狂気に溢れていて感嘆するばかり
パラドールの庭も見学、次はここに泊まって
宮殿内部の彫刻をこの目で見られますように
一旦ホテルに戻り、ホテル近くのタパス屋で軽くつまもうと思ったがモーニングしかなかった、いつもの生ハムサンドを注文
2人で一つにしておいて正解、バカでかい笑
アルバイシンの丘の方に歩いていく
かなりきつい坂道を歩いて行くと展望台がありその展望台の
横にあるカフェでお茶をした
ここの眺めは本当に絶景すぎてすごかった
バスでホテルに戻り少し休んで再度バスで
夕陽狙いでもっと上にある展望台に向かう
向かっていく途中、腰を下ろせそうな丘を発見したので
そこで夕陽を見る事にした
結果混むこともなく綺麗な夕陽を見れた
時間に追われて生きていると、のんびり夕陽が沈むのを待つようなことがない
こういう時間も大事だねと話しながら1時間くらい夕陽を見る
世界で1番の夕陽と呼ばれているグラナダの夕陽に
ただただ吸い込まれた
夜はフラメンコのショーを見学し、その後夜景に連れていってもらえるツアーに参加
本場のフラメンコの音圧と鬼気迫るダンスに心打たれた
展望台からの眺めは本日3回目だったので、あー夜も綺麗だねー
くらいの感じで、やっぱり夕陽が最高でした
2万歩以上歩いたのでよく寝られた

12月31日


大晦日、freenowアプリにも慣れてきてタクシーを予約
グラナダ駅まで送ってもらう
グラナダ駅からマドリード駅まではチケットを予約してあったが
何故か席は前後に笑
機内食?車内食?を出してくれたが、これが全体的に美味しかった
マドリードに到着後歩いてホテルに
ホテルの警備員のおばちゃんがとにかくフレンドリーで笑顔
こんな風に生きたいと思うくらい笑顔
街を歩いてソル広場へ行く年越しはここに来れるのだろうか・・
塩分に疲れ果てた感じがしたのでランチは違うものが食べたくなり
マクドナルドへ・・久しぶりに温かくて
むしゃむしゃ食べられるものが食べられて美味しかった
セットドリンクで選べたガスパッチョは塩っぱかった
夕飯はマドリードで人気の洞窟レストランにリゾットが美味しかった
作戦会議の結果、ソル広場の年越しは入場制限もあり何時間も並ばなくちゃいけないようなので断念
年越しの1時間くらい前から広場の近くまで行ってそこでカウントダウンに参加しようということに
ソル広場隣の広場でイルミネーションが綺麗な中でカウントダウンに参加
鐘の音は聞こえず、花火も音だけだったけど、熱気は共有できた
実は翌日から体調を崩す事になる

  1月  1日


朝から鼻の奥と喉が痛くこれはヤバいなという感じがしている
元旦は待ったなしの大仕事、洗濯に取り掛かる
3つほどコインランドリーの目星をつけて、
どこか空いていることを祈り探索する
ラッキーなことに1軒目から空いていて洗濯ができる
親切なオーナーのお爺さんが使い方を教えてくれた
待ってる間にチュロス屋に正月はチュロスを食べる習慣が
あるようで目の回るような忙しさ
でもここは美味しかった
昼はコンコルド広場や王宮などを見て回った
サンミゲル市場でランチをしようと向かったのだが
その直前でチャイナdeタパスという中華料理屋を発見
1週間ぶりにアジアっぽいものを食べた
牛肉麺、青椒肉絲、エビ炒飯どれも最高だった
恐らく東京にあっても流行るんじゃないかという
クオリティだったのでマドリードに行った際には再訪したい
夜はこれもまた元旦の夜はどこも空いていないということで
警戒して予約してあったタコ料理屋さんへ
タコが柔らかくすごく美味しかった

  1月  2日


鼻水も出るし咳も出る困った・・
この日は早朝からツアーに参加
共に世界遺産の古都トレドとセゴビアを回るツアーだ
マドリードからそれぞれの都市までは1時間半ほど、
2都市間は3時間なので都合6時間ほどはバスの中にいることになる
弾丸スケジュールとなる
まずはトレドだった、中世で時が止まったと称される町
絵葉書のように美しい街だった
時間がなかったので教会の内部などを見る時間はなく
1時間半ほど案内をして貰いながら街歩きをする感じだった
これもマドリードから日帰りで行ける距離なのでまたゆっくりと訪れたい
次はセゴビアだった1800年前に作られた水道橋が残る街であり
白雪姫のモデルとなったと言われるセゴビア城が残っている
またセゴビアの大聖堂もちょっとびっくりするくらいの
規模であり、内部に入れないのが残念だった
ここで食べた餃子のような食べ物は美味しかったが
味覚もあんまりわからなくなってきている
体調も悪かったので夜は生ハム博物館のイベリコkgあたり120ユーロのハムを100g買ってきて食べた
1週間ほど滞在したスペイン最後の晩餐をしみじみと部屋で頂いた

  1月  3日


9:50初のイベリア航空でパリに移動
5,000円くらいしか変わらなかったのでビジネスクラスにした
なので荷物は全く意識せずお気楽に空港に向かう
但し体調はなかなか悪い・・そんな味が鈍感になっている体調にも関わらず
機内食のオムレツがしょっぱくて食べられない笑
空港に到着すると小雨、体調もダメなのでタクシーにのってヒルトンに移動
旅の後半、疲れだったりメンタルだったりでしんどくなることを見越して
後半のホテルはヒルトン多めで、安心しよう作戦にしておいてよかった
とはいえ苦手なパリ、運ちゃんの対応もホテルの対応も何もかもが
微妙に思えてくる・・笑
アーリーチェックインして貰えたのでチェックイン後、近くのトリュフ料理屋に
行くが満席のため隣のトリュフ軽食屋でパスタとクロックムッシュを頂く
再度ホテルに戻り仮眠し少しだけ体調を戻したら凱旋門からセーヌ川
そして本日のメインイベント「一風堂!」これだけを楽しみに
今日一日を乗り越えた
相方はパリ限定のキノコ香る醤油ラーメンみたいなやつ
こちらは黙って白丸&替え玉&紅生姜(言えばくれる)
ジンジャープリーズ!
????
レッドジンジャー!?
????
・・・・
Oh!ベニショウガ!!
そっちが通じるんだ・・
と漫画のようなやり取りをして心の洗濯完了
また明日から頑張ろう涙

  1月  4日


ヒルトンの朝食無料で朝ごはんを頂き
パリに来てクロワッサン食わないやつは馬鹿だと相方に唱え続けて洗脳完了
このパリパリ中しっとりハリがあって甘みがしっかり
こういうのって東京にないのよねーと強制的にうんちくを聞かせる
終わってレンタル自転車を借りるが自転車専用道路が右に行ったり左に行ったりして
まったく要領を得ない
ノートルダム寺院の脇を抜けてルーブル美術館へ
お決まりのサモトラケのニケ、モナリザ、ミロのヴィーナス、フェルメール
そしてスペインでハマったイスラム美術コーナー
あと個人的に好きなガチョウを締める少年像、ふかふかの布団に横たわる女性の彫刻
などを見てフィニッシュ
体調も限界だったのでホテル横のケバブ屋で食べたのだけれど
まあ大してレビューもはいっていないようなところで失敗
まあしょうがない笑

  1月  5日


翌日も体調すぐれず、軽く朝食を食べたらもうそのままタクシーを呼んで
ベルサイユ宮殿へ40ユーロくらい
ざーーーーっと見て回り、この彫刻一つに100時間掛かってるとするとこの部屋で
1万時間×100部屋だとすると・・100万時間
1人で取り組むと625年かあ・年収500万だとすると31.5億
絵画がその半分あるとするとざっくり内装の総制作費 45億とか?
細かい装飾とか特注の家具とかシャンデリアとか建物とか庭とか全部入れて
5〜10倍だとすると225億円〜450億円くらい?
年収の10%を寄進してくれるキリスト教徒が平均年収200万として,
20万人くらい集められれば1年でこれが建つのか・・
キリスト教の布教っていうのはすごいシステムだったんだなーとかブツブツ
やってて相方に殴られる
しっかり身体も冷えたのでまたタクシーに乗ってポトフ屋へ
ポトフは温まり大満足、ただお支払いしてレシート見て60ユーロ・・
んーむ、、、、円安&物価高こわい
夜はムーランルージュを予約してあったので劇場近くのレストランに飛び込む
うん、シンプルでリゾットも美味しかった
ショーは昔とちょっと変わったなー前はもっとヒロイン推しだったのに
食事つけると1人+100ユーロだったかな?味はザ普通なので
付けない判断をしたが正解だったかなとか
ヘロヘロで帰ってすぐ寝る

  1月  6日


翌日はまたLCCでミラノに移動
完全に偏見だろうけどイタリアに到着するとホッとする・・
空港からタクシーは高いのでバスでミラノ中央駅まで
そこから徒歩6−7分でヒルトンミラノに到着
ホテルの回りでレストランを探すが祝日らしく全然やってない・・
仕方なくタクシーでドゥオモ付近に移動
かなり早いがチケットを見せたら中に入れたので先に見学しちゃうことに
まあまあまあまあ、、、、こちらもやはり狂気の作品
どんだけの時間が掛かっているのか計算する気にもならない大作でした
中の椅子に座り、600年かけて作られた作品の空気感と
壮大なステンドグラスからの光をゆっくりと味わった
上に登れるチケットを取ってくれていたので、そのまま屋根に向かう
ひとつひとつの尖塔には彫刻があり、階段や壁の至る所に彫刻が彫られている
いやあ・・本当にすごい
サグラダファミリアとはまたちょっと違うTheゴシック様式の凄みと重みが感じられた
見終わったら空腹の限界
パスタが食べたいと100回くらい唱えながら近くのレストランを探すがなかなか空いていない
ようやく見つけたところはGino Sorbilloというお店で日本にもあった・・
残念なようなハズレの確率が下がって嬉しいような
ピザとパスタを1つずつ頼む
いやあ・・うまいちょっと泣きそう
マドリードとパリでラーメンとチャーハンを食べた以外はずっと
ちょっと冷めたようなソースとパン、という主食だったので
こういうムシャムシャ食べられるものにどれだけ飢えていたかに気づく
やっぱり住むならイタリアだわという結論を確認し満足してホテルへ
夕飯はもう疲れていたのでホテルのレストランでカプレーゼとパスタとリゾット
これも美味しかった
こっちのリゾットはたっぷり水分を含んだプチプチした食感なんだけど
日本で食べるとこういうのに当たったことがないなーと
これもムシャムシャ頂く
パスタはトリュフ味のフィットチーネこれも塩っぱくなく美味しかった
日本人とイタリア人とは絶対に味覚が合う

  

1月  7日


翌日はホテルで朝食を食べてそのままセッラヴァッレのアウトレットに移動
ここまで靴以外買い物をしてこなかったので今日は買い物日(らしい)
このためにトランクもガラガラにしてある(らしい)
アウトレット行きのバスも往復予約済みらしい
という訳で5年前にフィレンツェで買ったモンクレールに突入する!
が全然サイズもなく撃沈・・
私のイタリアは終わった・・と半べそをかいていたのも束の間
ミラノが本拠地だから安いんじゃないの?と入ったプラダで
めちゃめちゃ気に入るダウンを見つけて笑顔が止まらない・・
単純やなとか言うと殴られるので暖かく見守る
お腹が空いてレストランに入るがここの別棟の2階にあった自然はレストランは
微妙、、、味は悪くないがこだわりのパスタの食感とかがいけてない
食後にまた色々と見て回るがそんなに目ぼしいものはなく
帰りのバスの時間に・・私はほぼ何も買ってなかったので
ホテルに荷物を置いたあと街中にある大好きなALCOTTに突撃
安いしカッコいいしここいいわーということで4−5着購入
相方も気に入ってこっそり何枚か買ってるし・・
夕飯はホテル近くの評価の高かったレストラン
カプレーゼ、ツナのタルタル、エビトマトパスタ
ここも全体的に美味しかった
明日はもう移動なのだが、最後の大仕事

 1月  8日


今日は移動日でチューリッヒに電車で移動するのだけれど大仕事が残っている
ミラノ中央駅から電車に乗りキアッソで降りて、税関で免税払い戻しのスタンプを押してもらう必要があるらしい
飛行機だったら空港にある免税払い戻し用のキオスクやカウンターでハンコを貰えばいいのだが、鉄道で国境を超える際にはこういう国境の駅で免税手続きのためのハンコを貰う必要があるらしい
セッラヴァッレのキオスクカウンターで態度のキツイお姉さんにそう言われて
ほんまかいなと調べたけどやっぱりこうする必要がありそうだったため
仕方なく決行
ところが日本語の情報はほぼ存在せず・・
外国語の情報などを拾い集めて要約するとキアッソで1回降りる必要あり
1番線ホームであれば降りてすぐにあるコンビニの手前を右手に進むと
足元に黄色い線が現れてそれを辿っていくとイタリア国旗の書いてある
部屋があるのでそこが税関、ちなみに24時間営業(ホントかよ)
1番線以外のホームに着いた場合はトンネルをくぐって
1番線に移動する必要あり
運が悪いと部屋に誰もいない時間帯があるのでその時はホームにいる
検閲官のような人とかに聞きまくるしか無いという不安な情報
次の電車の出発までの時間は40分弱なのでこの時間内にミッションコンプリートできるのか???
結果としては、楽ちんでした
トンネルくぐって、1番線の方に行き、黄色い線が見つからなかったので
近くに居た係員ぽいお姉さんにイタリアの税関はどこですか?と聞いたら
すぐに指さして教えてくれたので、そっちに少し歩くと黄色い線が見つかり
イタリア国旗も見つかったのでノックして入り、スタンプくださいと言って
レシートとパスポートを見せる、購入した現品などは確認されず1-2分で完了
で、また乗車ホームに戻り20分ほど待ってると電車が来て
一路チューリッヒへ
世界一物価の高い街で我々は生きていけるのだろうか・・
電車の中で色々と調べる
チューリッヒの街と空港はメチャ近い!!15分くらい!でもタクシーに乗ると1.2万くらいかかるらしい・・無理すぎる
ペットボトルのコーラは4-500円、メシは大体最低でも1人5,000円、マックのセットで2,500円くらい?
そして平均年収は1,300万超えとのこと
北斗の拳のような街を想像・・大体新幹線の車内販売のコーヒーも1000円超えてて頼めないしな!
喉乾いたなー、、、とかしてるうちに、車窓には絵のように美しい湖などが現れ、チューリッヒ駅に到着

高いよりも先に寒いな・・最高気温1℃は聞いてないわ
ホテルまでの徒歩10分が永遠のように感じる
どうせ1泊寝るだけだからと値段重視で抑えたホテルは完全無人笑
どうにかWEBチェックインをして自分でカードキーを発行して
部屋に
3.5万でこの無人ビジネスホテルかと思うと感慨深い・・
お腹が空いたのですごいコスパと絶賛されている近くのビアガーデンに
Rheinfelder Bierhalle全く読み方はわからないとにかくジャンボな
コルドンブルーが出てくる
相方はビーフシチューのようなもの
大戸屋みたいなイメージかな・・でもお支払いはきっちり1万円超
これでも脅威のコスパと書かれるチューリッヒ恐るべしだな・・
そのまま街を1時間位散歩しようと思ったのだけれどマイナス3℃に
立ち向かえるような装備ではなかったので30分ほどでホテルに帰る
無人ホテルには当然バスタブもなく翌日に備えてさっさと寝る

  1月  9日


タクシーには乗れないので頑張って券売機でチケットを買い
よくわからないまま雰囲気で電車に乗ったら
運良く空港に到着
買い物するのが怖いのでさっさとチェックインして
ラウンジに駆け込む、こっちはビジネスラウンジよりも上に
セネターラウンジというものがあり、スターアライアンスのゴールドを持っていると
そのセネターラウンジに入れてくれる
シチューだったりのホットミールやピザ、ワイン、ソフトドリンク何でも揃っている
普通のレストランで頼んだらいくらするんだろう??と想像しながら
使わせて貰うと感謝しか出てこない
しばらく待っていると帰国便が出発する時間になったので乗ろうとしたら止められる
パスポートチェックを受けてこいとのこと、みんな文句を言っていたが
要するに上海行きの便のため、入国できるビザがあるか、
はたまたトランジットの要件を満たしているかどうかを事前にチェックするらしい
まあ、そりゃそうだなと納得してパスポートチェックを受けて乗り込む
機内ではまたチーズだったりチョコレートだったりのオンパレード
どん兵衛でもいいからほっこりするものが食べたい・・
ここを寝ておかないと帰国後の時差ボケがツラいのだが、喉の痛みと鼻詰まりで
あんまり寝られず・・
ここのところずっと調子悪くて不規則な睡眠が続いていたのでいたしかたない
12時間半のフライト

  1月10日


朝8時に上海に到着
上海のトランジットは行きで経験してるので、トランジットだとアピールしながら
左端の入国審査官の方へ、その横に記入する書類があるので、ダッシュでそれに記入
していると上だけ書けばいいからさっさと持って来いとわざわざ急かしに来る笑
そう言うならということで上だけ書いて、窓口に行き、今日の4時間後の飛行機で
成田に抜けるからこれは完全なトランジットだと主張
なんも異論は無いようですんなりトランジットビザを発行してくれた
※行きでも上海を抜ける次の便のチケットなどを印刷して準備している人はすごくスムーズ
外に出て、荷物をピックアップしてすぐにチェックインカウンターに行くが、まだ空いてなく、近くのベンチで30分ほど待機
alipayがあるのでコンビニで買える!そして安い!アジア最高かよ
チェックインをしてたら、今日は空いてるからプレエコにアップグレードしますねー
と言ってもらったが、1人だけってことだったので、じゃあいいやと断る
手続き中に隣の責任者がガラガラだから2人でやったげるよ?みたいな話になり
結局アップグレードしてもらったありがたい
もう金輪際アップグレード無かったとしてもANAには絶対に一生忠誠を尽くす笑

中に入り小腹が減ったのでcanton8というレストランへ
ここがめちゃめちゃ美味しくてちょっとビックリ
調べたところ本店はミシュランの二つ星を貰ってるらしい
そして東京にもあるらしい、これは行かねば
そして相方も史上最高の香港麺だったらしい
トランジットって煩わしいものだけれど、これが食べられるならありだよねーと
盛り上がりつつ、搭乗の時間
海外旅行して最後にANAのカウンター見たときの安心感てすごいよねーとか話しながら
お腹いっぱいなので機内食は軽くつまんだだけで爆睡
人生最長の2週間ぶりの成田到着  
感無量

これで長かった旅行記は終わる

ところが実は後日談がある

帰国して翌日から40℃の発熱があり、丸8日間、半分寝込んだような生活を送っている
会社クビになるんじゃなかろうかと心配しつつも、細菌性気管支炎ということで咳も止まらずしかたなく療養しつつごまかしながら仕事したり・・
という訳であまり長い旅行は身体にずいぶん負担が掛かるのではと
反省している今日この頃である

総括はまた後日追記する


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