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#琵琶湖ビエンナーレ “起源~ORIGIN”

近江八幡と彦根をフィールドに展開する芸術祭。
今年は琵琶湖の有人島と、彦根駅から一駅先にある鳥居本エリアが加わりめっちゃ楽しみにしていました。

近江八幡市内と彦根市内は前回と同じ会場が使われて、両エリアは歩いて回れます。近江八幡市内から沖島へ行く港までバスは少ないので緊張します。無論、彦根から鳥居本までの電車も1時間に一本なので間に合うように行動します。

港に続く道

さて、沖島行きですが船に乗ること自体滅多にないのに琵琶湖だなんて。ワクワクするしかない!

路地のようなメインストリート

沖島はのんびりした島です。車が入れない程の通路に家が並んでいるので移動手段はみんな自転車です。それも三輪車でサドルに缶缶が被せてあります。缶缶はガンガンと言うそうで、ガンガン自転車と言います。

お歌が聞こえてきた沖島小学校


島には小学校があります。島民の学生が数人しかいなくて、あとは八幡市内の子ども達だそうです。市内の子ども達はいつも船に乗って通学しています。学校の存続のために子ども達の人数が必要だからです。渡し船のおじさんや地元のお婆さんたちに見守られながら島の子、市内の子一緒に港を掛けています。

しかしここでも高齢化は見て取れます。干してある洗濯物や生活感溢れる店先を見るとお爺さん、お婆さんたちの島なんだなと。この島が欲しいのは若い人の活気なのだろうか。

この島に来てよかった。面白いものがいっぱいあって島自体が魅力でいっぱいです。


ガンガン自転車


ではこの島に来た来島者は何をもたらすのか。
土産物屋もないし、観光スポットらしいものもない。島に来た来島者は島民に何をあたえているのだろうか。
経済とアートの観点からはあまり経済的効果はないのかもしれない。
強いて言えば渡し船代ぐらいだろう。
じゃあなぜここを展示場所にしたのか、もっとこの地のことを作品化したものがあってもいいと思います。これほど独自に発展した沖島独特の文化や習慣は魅力そのものです。この魅力を取り入れた作品があれば、作品を通じて沖島について知ること、いろんな角度から見えてくることがあるのではないかと思います。リサーチ系の作家の作品や島民とアートを繋ぐ作品があればよかったなと思います。
素晴らしい作家達の作品を展示するなら、この地の魅せ方を引き出だせる作品があれば…

バックの壮大な比良山系と君平の作品


 うろうろ迷路のような家並を抜けて、島の対岸にある比良山系が雄大に見えました。海にような水平線はなく、向こう岸の山並みが見える琵琶湖の風景になんだか落ち着きます。桟橋の先にプランクトンや鉱物をモチーフに制作する君平の作品が立っています。堂々としてかっこいいのですが、私は壮大な比良山系や琵琶湖の風景に目を奪われていました。

島民の方や数少ない島に働きに来ている方の話を聞いているのが面白かったなぁと、文化体験が一番良かった。
アートってなんだろう、一生考えて考えも変わっていくテーマです。


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