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写真を撮ることを通して自分の目線、感じたこと、気になったことを表現したいと思っています。

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#琵琶湖ビエンナーレ “起源~ORIGIN”

近江八幡と彦根をフィールドに展開する芸術祭。 今年は琵琶湖の有人島と、彦根駅から一駅先にある鳥居本エリアが加わりめっちゃ楽しみにしていました。 近江八幡市内と彦根市内は前回と同じ会場が使われて、両エリアは歩いて回れます。近江八幡市内から沖島へ行く港までバスは少ないので緊張します。無論、彦根から鳥居本までの電車も1時間に一本なので間に合うように行動します。 さて、沖島行きですが船に乗ること自体滅多にないのに琵琶湖だなんて。ワクワクするしかない! 沖島はのんびりした島です。

    • Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―

      約40年も掛けてようやくオープンした中之島美術館(NAKKA…定着しないネーミングw)40年かけて集めた(集まってきた?)コレクションを一挙公開その名も超コレクション展。 4・5階の展示展示室全部使ってのお披露目で既に4階を見終わった頃に息切れがしてきました。 4階は日本人作家の作品が展示されています。1983 年に一括寄贈された山本發次郎コレクションが並んでいます。入り口から入ってすぐに目玉作品にもなっている佐伯祐三の「郵便配達夫」がありました。 ※この展覧会は撮影OK

      • 人間の才能 生み出すことと生きること

        滋賀県立美術館で会期期間1/22-3/27で行われている展覧会に行ってきました。 アール・ブリュットを扱った展覧会です。 アール・ブリュットはデビュッフェが定義した「美術教育を受けていない芸術作品」のことを指します。この展示はアール・ブリュットと「人がつくること(Making)」を対峙しながらアートとはなんだと問いかけるように起承転結とブースが区切られてまとめられています。 ’起’では、アール・ブリュットのブリュットはフランス語の「生(なま)の」という意味です。しかしアール

        • LISTEN

          写真のモデルはこむぎさんです。彼女は明るい笑顔が素敵な可愛らしいYouTuberです。こむぎさんのYouTubeを栗田さんが見たことから始まった交流をカタチにした展覧会です。 こむぎさんは表皮水疱症という指定難病と共に生きておられます。私たちが普通に行なっている、服を着ることや運動、入浴することは彼女にとっては激痛を伴いながらの生活を送っています。 こむぎさんのYouTubeを見ると、彼女は手足に包帯を巻いて毎日手入れをされている動画が上がっていました。私たちは怪我をしたと

        #琵琶湖ビエンナーレ “起源~ORIGIN”

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        • art
          1本

        記事

          泉屋ビエンナーレ2021 Re-sonationひびきあう聲

          泉屋博古館は高度な鋳造技術で作られた中国青銅器を主に常設されている住友コレクションの美術館です。 紀元前の中国で使われていた青銅器は器から炊事道具や楽器まで重圧で精密な技術が駆使され現代まで残っている稀物が展示されています。特に酒を温める道具のとってに付いている装飾は動物が型取られ可愛いくてバシバシ写真を撮っていました。 さて、この企画展は住友コレクションの様々な中国古代青銅器から、現在の鋳金作家たちがインスピレーションを受けて制作発表した展覧会が「泉屋ビエンナーレ2021

          泉屋ビエンナーレ2021 Re-sonationひびきあう聲

          アートフェア 「DELTA Executive Committee 」 11/26-28

          https://delta-art.net 大阪、京都、東京から7軒のギャラリーが出展し、アートファンとギャラリー、作家を繋ぐ場としてコンパクトにまとまったアートフェアです。 会場内にgraf porchが展開する空間に作品を並べ、日常の部屋を演出したブースもありました。 このブースに展示されていた# 藤本純輝 さんの作品がとてもソファのある空間と合っていて作品を迎え入れていたらこんな感じかぁと作品を身近に感じました。
 新作を発表されていた作家さんも多くて見応えもあります

          アートフェア 「DELTA Executive Committee 」 11/26-28

          「Open Storage 2021 ―拡張する収蔵庫―」

          千鳥財団株式会社が大阪の港街、北加賀屋の名村造船所大阪工場跡地を中心に保有する倉庫や空き家を文化や芸術に役立てるプロジェクトの一環でMASKが立ち上がりました。制作しても物理的な大きさで縮小しなければならないものや、解体せざるおえない作品をこちらで保管し、さらに制作もできる場所がMASK [MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]です。 倉庫は不定期に一般公開されます。今回は「拡張する収蔵庫」をテーマに一般公開されました。 ヤノベケンジさんのジャイアントとら

          「Open Storage 2021 ―拡張する収蔵庫―」

          Re:home クロストローク

          @seian_art_center #成安造形大学 「家」をテーマにそれぞれで作家が住処、住宅内装、同居家族、地域コミュニティにフォーカスし作品を制作されています。いろんな角度から捉えることで展覧会は住まうこと、住宅空間、家族、地域での位置付けや役割が見えてきます。私たちにどのような役割を果たし、どう必要なものなのか問い掛けてくるようです。 @akiinomata #akiinomata 「girl. girl. girl . . . 」 ミノムシにブランド服の端切

          Re:home クロストローク

          京セラ美術館開館1周年記念展上村松園

          展覧会は画壇時代から始まり、初期作品は師事の下で試しながら描かれているように見えました。のちに伝統や古典的なモチーフへシフトし天女や怨霊を描く事でリアリズムを追求して苦悩されていたと孫の上村淳之さんの話があります。 この章では光源氏の正妻に嫉妬し生き霊になった六条御息所を描いた「焔」は静かな念を抱え彷徨っているようです。美しいが悍ましく描かれていています。美しい姿の作品は多々ありますが、この絵は人物の感情や人物から発せられる場面の湿度温度感も感じされられます。 愛する人が

          京セラ美術館開館1周年記念展上村松園

          朝写真

          朝写真

          我が家のお盆

          毎年8月13日から15日まで「おしょらいさん」をお迎えする。「おしょらいさん」はご先祖さまの霊である。お迎えするにあたって色々と準備をしてご先祖さまのお世話をする。 お供えにあたっての準備は、お供えするお膳セットや提灯を押し入れから出してきて、仏壇の飾りも磨き、お盆用に仏壇を飾っていく。お世話とはご飯のお世話である。毎食、漆塗りのお膳に小さい茶碗に食事が盛られる御霊供膳(おりくぜん)と我が家はそれに仏壇に隙間なく小さな湯呑みがお供えされる。大きめの茶碗にご飯を盛り箸を12膳

          我が家のお盆

          アイノとアルヴァ 二人のアアルト

          モダン建築家のアルヴァ・アアルトとデザインパートナーであり妻であるアイノ・アアルトが出会い世界的な建築家、デザイナーとして軌跡をたどる2人の展覧会です。 建築は家具と保管し合うものと考えていたアルヴァと、日常の暮らしを心地よい生活するというテーマでデザインするアイノで取り組まれた建築模型や家具、照明、食器などを使ったショールームのような一室が再現されています。 家具の紹介では、フィンランドの自然環境を生かたバーチ材を使い新しい曲げ木の技法の開発で生まれた「スツール60」

          アイノとアルヴァ 二人のアアルト

          GUCCI BAMBOO HOUSE KYOTO

          GUCCI創立100周年記念企画として京都市内の有形文化財である旧川崎家住宅で開催されている展覧会です。 京町屋の川崎家住宅は坪庭や蔵、茶室と言った和風空間と洋室の洋空間があります。 大広間はGUCCIのバンブーハンドルバッグの過去作のアーカイブ展示と、四代田辺竹雲斎さんの竹工芸の作品も展示されています。竹の存在感が涼しげな空間です。 「竹節庵」と名付けられてた茶室もあります。こちらは生花がGUCCIの花瓶に生けられて和と洋の融合された空間になっています。 中庭は竹林のよう

          GUCCI BAMBOO HOUSE KYOTO

          スペース・マウンティング

          京都伝統産業ミュージアム  2021/6/12-8/29   織物、和紙、漆、陶芸、木工などを扱い軸装、額装、襖、屏風を製作される表具師がアーティストとコラボし表具表現の展覧会です。 表具師の井上さんとお話をさせて頂きました。表具師は作家が描いたものを額装する仕事でいわば裏方的な職人の仕事です。本展覧会はその表具師の井上さんが額装したい作家に依頼して作品を描いてもらってできた作品が展示されています。 漫画家、手塚治虫のどろろ✖️酒井抱一の松風村雨の絵に合わせて本紙と同系

          スペース・マウンティング

          イサム・ノグチ 「発見の道」

          @isamunoguchi21 #東京都美術館 イサム・ノグチは彫刻のみならず、舞台美術やプロダクトデザインなど様々な分野で大きな足跡を残し、その生涯を通じて一貫して彫刻家であり続けました。展覧会は3章に区切られ、1章は彫刻とは何かを問う空間として「あかり」のインスタレーションや代表作品「黒い太陽」などが展示されています。2章はかろみの世界を日本の伝統文化の軽さを作品に取り込んだ「あかり」のバリエーションや遊具彫刻「プレイスカルプチャア 」が展示されています。石の庭と題した

          イサム・ノグチ 「発見の道」

          アート巡り

          写真を撮りたいと思っていましたが、肩を壊しカメラを持って構えることができなくなりました。写真と同じぐらい長年の趣味であるアート巡りが今一番打ち込んでいることです。 ジャンルは古今東西絵画からインスタレーション、プロジェクションまで多種多様過ぎて何が一番と聞かれると困ってしまいます。その中でも今一番関心があるのはストリートアート、壁画と言ったジャンルです。気付かぬうちに生活範囲内にあるアートを真剣に作り上げている作家の力量が今大きく注目され、アート市場のトレンドにもなってきて

          アート巡り