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カジノで106億円溶かした大王製紙 井川意高元会長から学ぶ「超富裕層の苦悩」

こんにちは。尾田です。

みなさんお金欲しいですか?
無いよりあるに越したことはないですから大抵の人は欲しいですよね。
僕も欲しいです(笑)

しかしお金を持ち過ぎるというのも考えものです。
今回は大王製紙の井川氏の事件から、お金との向き合い方を考察しましょう。


井川 意高のプロフィール

1964年、京都府生まれ。
東京大学法学部卒業後、1987年に父親の会社である大王製紙に入社。
2007年6月、大王製紙代表取締役社長に就任
2011年6~9月に同会長を務める。
社長・会長を務めていた2010年から2011年にかけて、シンガポールやマカオにおけるカジノでの使用目的で子会社から総額約106億8000万円を借り入れていた事実が発覚
2011年11月、会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕される。懲役4年の実刑判決が確定し、2013年10月から2016年12月まで3年2カ月間服役した。

日本経済新聞

当時このニュースは結構大々的に報じられていたので、この事件を覚えている人は多いと思います。
最終的に大王製紙の子会社からの借り入れが50億円以上あったのにもかかわらず、現在は既に全額返済しているという、通常の金銭感覚では考えられない異次元の資産家であることがわかります。


お金を使うことに刺激がなくなる

ここからはあくまで僕の見解なんですけど、このレベルのお金持ちになると楽しいと思えることが逆に少ないんじゃないかと思うんですよね。

なぜかというと、僕が海外のいろんな国を見てきた経験から思うに、日本って安くて良質なサービス・娯楽が充実してるんですよ。
テレビゲーム、カラオケ、ボウリング、ダーツ、パチンコ店、水族館、遊園地とかなんてそれぞれ数千円~1万円もあれば十分楽しめますし、飲食店だって1000円払えば十分なクオリティの料理が出てきます。
海外はよく物価安いとか言われてますけど1000円以下の料理なんてめちゃくちゃ微妙ですよw
それが現地の特色だと言われればそれまでですが、結局日本と同レベルのクオリティの料理を食べようとしたら日本以上の料金払うことがほとんどです。
それくらい日本は庶民層向けのサービスがめっちゃ充実していると実感します。

じゃあ井川氏レベルの資産家になるとどうなるのか。
資産が何十億もあると遊び方も派手になるのはもちろんですが、逆にお金の使い道がないみたいな現象になると思います。

パチンコ屋で1日に10万擦っても最早悔しいとすら思えないだろうし、食事だって1人3万出せばもう高級な食事のほとんどが食べれますし、最高級のレストランで食事をしてもせいぜい1人10万くらいが天井です。
そしてフェラーリとか1台5000万とかする超高級車ですら軽い買い物感覚で庶民が自転車を買うくらいの感覚で買えるわけです。
ここまでくると、もうブランドとかクオリティに対しての憧れもクソもないわけですよ。
何をやっても味気なかったんじゃないでしょうか。


富豪レートの遊びはカジノくらいしかない

そうなるとお金をどうやったら使えるか、どう使うとやっと楽しいと感じれるか。
欲しいものは何でも手に入る、国内の娯楽はすべて刺激が薄いし馬鹿らしい。

そうなると行きつく先は、世の中の遊びの中で最もレートが高い遊び、カジノです。
それくらいしか井川氏レベルの富豪をワクワクさせられるゲームはこの世に存在しないというのが正しいです。

1ゲーム100万とかで伏せられたカードをめくってその数字によってその100万が消滅するか倍になるか。
そんな手軽なゲームで恐ろしいスピードで大金が動く娯楽はカジノくらいしかありません。
ちなみに井川氏は最盛期で1ゲーム約3000万のバカラを一晩中やっているような見事なハマりっぷりをしていたそうです。
負けたら3000万全ロス、買ったら6000万
もう正気の沙汰ではないですね・・・
そしてグループ会社の資本にまで手を付け究極のスリルを味わうにまで至ったと。

でもきっとそれくらいのレートでないと何も感じられないほどにまで、井川氏は他の楽しみを見つけられなかったのかもしれません。退屈だったのかもしれません。

ここまで資産を持っていても、そんな気の狂うような刺激を求めていた井川氏はどんな苦悩を持っていたのだろうか。



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