見出し画像

HSP(らしい)自分が日常生活を送るために欠かせないモノたち

子どものころから人混みが苦手だった。
圧迫感を感じ、息苦しくなった。
ただ人混みなんてみんな苦手だし、そんなものだと思っていた。

人の悪口が聞こえてきたり、怒鳴り声を聞くとずっと引きずった。
怒っていなくても、過度に大きな声には身体が反応した。
ただ大きな声にびっくりするのは普通のことだと思っていた。

だけど、どうやら自分は過剰に反応しやすいらしい。
最近"HSP"という言葉が広まってきたことで、自分以外にも悩んでいる人がいることを知った。
ネットでのセルフチェックだと大体当てはまる。

一方で病院に行って診断を受けるのは気が引ける。
HSPだと決まったら「自分はそんな性質だから」で言い訳しそう。
逆にHSPではないと診断されたら、これから我慢しないといけない。

だから確定させずにふわふわさせた状態で留めておくのがいい。
大事なのは「自分がどんな対策をするか」だと思う。


年齢を重ねるとHSP気質が大きくなってきた

最近思うのは、歳を重ねるほどHSP気質が大きくなってきたということ。
人混み、特に電車の遅延などの「予期せぬ人混み」に巻き込まれると、息苦しい。
だいたい過呼吸で苦しくなって、途中下車することになる。

あと、昔は音楽や漫画、映画で感動しても泣くことはなかった。
だけど最近は涙もろくなった。

去年、ナナヲアカリのライブに行ったら自然と泣いた。
尊みが限界になり、「アー、アーーー・・」しか言えない語彙力喪失オタクになった。
(ちなみに人混み苦手だけど、ライブは開場直後に行って開演までの1時間くらいで身体を慣らせば平気)

感動したり、人の気持ちに敏感になることは人生の豊かさにつながる。
一方で過度に敏感だと日常生活が息苦しくなる。
だからこそ、「自分の性質を理解して対策する」ことが大事だと思う。

自分が他人を理解できないように、周りに自分を理解してもらうのは難しい

できることなら自分の性質を他の人にもわかってほしい。
だけど他の人に理解を強いるのは無茶な話でもある。

なぜなら私自身が他の人のことを完全に理解していないから。
そして、知らず知らずのうちに他の人が傷つくことをしているかもしれないから。

もちろん、周りの人に対して自分なりに関わり方を考えている。
仕事だと「この人はスピード重視の人だからメールはすぐ返そう」とか「この人は背景から丁寧に説明したほうがいいな」とか。
プライベートでも「この人はみんなでワイワイするのが好きだな」とか、「この人は1対1で話すほうがいいだろうな」とか。

ただ、私が相手のことを完全に理解しているわけではない。
ある程度の性格や傾向をフワッと考えているだけだ。

だからこそ、私自身に対する他の人の理解もフワッとしたものだけでいい。
「人混み苦手って言ってたな」と思い出して配慮してくれるだけで十分ありがたいのだ。

日常生活を無難に進めるために私が用意してるモノたち

世の中には便利なものがたくさんある

結局大事なのは自分の性質を知ったうえで対策をすることだ。
そしていつでも対策できるように、仕組みに落とし込むこと。
ここからは私なりの対策、日常生活に欠かせないモノを書いてみる。

ノイズキャンセリングイヤホン:いつでも自分の世界に入れる

ノイキャンイヤホンは本当にすごい。
周りの音、特に話し声が聞こえにくくなる。
ノイキャンイヤホンをして、好きな音楽を聞くだけでだいぶ心が安定した。

どのイヤホンが合うかは人による。
なので、実際に電気屋とかで試したほうがいい。
静かすぎると逆に落ち着かない人もいるし。

ともかく、私はノイキャンイヤホンをどんな場所でも持ち歩いている。
そしてスマホにお気に入り曲のプレイリストを入れて、なにかあったらすぐに聞けるようにしている。

500mL飲み物:「飲み物がある」という心強さ

私は予期せぬ人混みに出くわしたとき、冷たい飲み物を飲むと落ち着く。
出張など、普段行かない場所だと特に気が立っている。
そんなときに電車が止まったり、駅が予想外に混んでいたらパニックになってしまう。

だからこそ、遠くに行くときは500mLペットボトルのお茶を必ず買っている。
「飲み物がある」という事実が自分を落ち着かせてくれる。

おやつ:デスクにもカバンにもある

私は空腹にも敏感だ。
夕方でお腹が空くと考えがまとまらないし、イライラしがち。

だからいまは何かしらのおやつを必ず用意している。
便利なのはチャック付きのミックスナッツかお煎餅。

ポイントは「お腹が空きそうだな」と思う前に食べること。
3時のおやつは欠かせない。

アロマ:自分のお気に入りの香りは強い味方

私は色んなニオイにも敏感だ。
様々な人と関わる以上、たまになんとも言えないニオイの人も居る。

あと、街なかでたまに変なニオイを感じることもある。
そんなときに欠かせないのがアロマ。
香りの効果は良くも悪くも大きい。
好きな香りがあるだけで、気持ちが安定する。

いまはマスク生活が当たり前になっているので、好きなアロマをマスクに付けている。
以前も記事に書いてみたので、もしよければどうぞ。

人混みが苦手だったり、大きな音にびっくりしたり、怒鳴り声にメンタルをやられたりする自分は心が弱いだけだと思いこんでいた。
だから、HSPという概念を知ったことは私にとって大きなポイントだった。

一方で、自分一人が生きやすいように周りの人たちに合わせることを強いるのはできない。
だからこそ、結局は自分の性質を知ったうえで自衛するしかない。

ノイキャンイヤホンのように、世の中には便利なものがどんどん登場する。
これからも自分を守るために様々なグッズやガジェットを集めていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?