Webエンジニアおかあさんそのほか

IT業界で働く女性が、母親をしつつ仕事も続けるビジョンを持ちにくいよねー実例が少ないからねーという話を聞きました。このnoteは、その1サンプルの提供のために書いています。
他の人に必ず当てはまる話ではないけれど、たしかに今なんとかかんとか回している子持ちWebエンジニア(フルタイム)のわたしの話です。
すごく優れているわけじゃないし、人並外れて努力しているわけでもない。そんな真面目でもない。
ただ毎日、できる範囲でなんとかしています。

2018年現在のステータス
- Webエンジニアとして8年目くらい
- こども(ぱんださん・仮名)は1歳8ヶ月
- パートナー(ささださん)もエンジニア、時間の融通が効くお勤め
- 会社は株式会社万葉。SES契約での業務が主ですが常駐するスタイルではなく、働きやすさと技術を大事にするホワイト企業

目次

- 今の働き方のスタイル(日々のタイムスケジュール/イレギュラー対応)
- どんな制度が活用できるか、しているか、あると助かるか
- 勉強時間そのほか

今の働き方のスタイル(日々のタイムスケジュール/イレギュラー対応)

日次スケジュール(平日)

大まかにいうと
- 朝早くにこどもに起こされ
- 9:00-18:30の間で働けるところは働き(通勤時間等含む)
- こどもが保育園から帰ってくるのを待ち受けてから怒涛のご飯風呂遊び寝かしつけ
- こどもが寝た後に自分の時間があるかは体力の残ゲージ次第
です。

以下詳細

5:30-7:00     この時間帯のどこかでぱんださんが起床
7:00-7:50     ぱんださんの朝ごはん、着替え、保育園荷物準備、送り出し(保育園への送迎はささださん)
8:00-8:30     自分の朝ごはん、身支度
8:30-9:30     出勤のあるときは出勤*1
          自宅勤務のときは休憩(Twitter)か業務開始*2
9:30-17:30    勤務時間
17:30-18:30  帰宅・自宅勤務の時は仕事を粘る*3
18:00-19:00 ささださんがぱんださんを保育園から回収
                         ささださんがぱんださんを公園で遊ばせている間に夕食準備
19:00-21:00   ぱんださんのごはん、お風呂、遊び、はみがき
21:00-              寝かしつけ(寝ない)
22:00-24:00  大人の夕飯、作業時間(Twitter含む)*4

*1 万葉は週1のオフィス出社と、SES先の会社の希望に応じて週1-3回のSES出社があり、その他は自宅勤務可。現在は万葉1日、出先1日、自宅勤務3日の配分
*2 一日平均7.5-8時間働いたことになればいいフレックスタイム制(コアタイムあり)
*3 出勤する日は7.5時間に届かないことが多いので、自宅勤務の時間に長めに働いてカバー
*4 料理以外のお掃除・洗濯・家のメンテナンスはささださんがメイン担当

イレギュラー対応

上記のように毎日が過ぎていけばまあギリギリ平穏なのですが、そうもいかない様々なことが起こります。予定が読めることもあれば読めないことも。

1. 予定が読めるイレギュラー
- 平日でなければ受けられない検診、予防接種等
- 平日でなければできない役所関係手続き等
- ささださんの出張によるワンオペ(最長1weekくらい)
- 飲み会とか

2. 予定が読めないイレギュラー
- 朝からこどもが発熱
- 保育園からこどもが発熱で呼び出し
- こどもの風邪が治ったとおもったら気が抜けて自分が風邪をひく

予定が読めるイレギュラーに関しては、早めに申告して業務内容を調整。
予定が読めないイレギュラーに関しては、ささださんとその場で(TwitterのDとかFaceTimeとかで)相談して、どちらか手が空けられるほうがその日の仕事を諦めることになります。遊んでないのにどんどん削れていく有給、これは避けようがない。
こどもは熱を出すものだという諦めの境地と、ギリギリまで仕事を手離れよく(あるいは明日でもよく)しておくぐらいしかできることはないです。
幸い今は会社も出先もすごく快く「お大事に!」と言ってくれてありがたい限り。

あと、イレギュラー時は、わたしかささださんのどっちかが手をあけてこどもを見る、というパターンになるので、
・どちらも一通りこどもの世話はできる
・普段から二人で密に情報共有をすることで、ワンオペ作業をスムーズにできる
のを基本にしています。

どんな制度が活用できるか、しているか、あると助かるか

1. 社会保障的なやつ
- 保育園
ないと職場復帰は無理。4月に復帰しようとしてあやうく保育園に入れずに詰みかけました。
- 区の病後保育
お熱は下がったが保育園にはまだ行けない、くらいのこどもを預かってくれる。薬も飲ませてくれる。保育園預けて仕事復帰する際には一緒に区の制度として利用法をチェックするとよさそう。

2. 会社の福利厚生的なやつ(あると助かる)
- 子の看護休暇
こどもの看病の時に使える。無給だけど有給休暇が減らない&欠勤にならない。いざという時に使います。
- ベビーシッター補助券+会社からの金額補助
神。とにかく外部の手は借りる習慣がないと厳しいので、その心理的金銭的ハードルを低めてくれる神。
- フレックスタイム制
神。こどもの朝時間に合わせて朝早めに業務が始められる、夕方ささださんの都合がつかなくてお迎えに行くときに、特に手続きなく早めに切り上げられる、など。
- 自宅勤務
神。とにかく体力を節約できる。
起床->幼児送り出し->仕事->幼児迎え入れ->幼児就寝
までのノンストップ労働において、通勤時間を休憩時間に変える(あるいはフレックスタイム制との併せ技で別の日の休息に変える)現代の錬金術。

勉強時間そのほか

勉強時間、めちゃ少なくなります。業務外で使えてた時間と体力をかなりこどもの世話に持っていかれるので、毎日がギリギリ、余力があれば御の字。土日? 保育園にいかないこどもと動物園に行ったり科学博物館に行ったり家でビニールプールするのに忙しいんですよ。ということで、アウトプット・インプットともに量は減ります(ました)。tweetはあんまり減ってない。
対策としては
1. 週に二回、一時間ずつ業務時間で勉強時間をとらせてもらう
2. この記事、このレポジトリのコミットだけは読む、というのを決めて最低限のインプットを確保する
3. 業務にあたらしい技術を突っ込んで実地で覚える
4. 二週間に一回、習い事をする
5. カンファレンスの託児サービス利用
6. 今はそういう時期だと思って諦める

1. の週に二回の勉強時間は、今はデザインの勉強とGoの勉強を、もくもく勉強会という形で業務として認めてもらっています。業務が押し詰まると参加できなくなることもありますがまあコツコツと。

2. は会社のslackに y_yagi さんの「rails commit log流し読み」や関連技術情報が流れてくるchannel があるので、合間にできるだけ読む。

3. の業務に新しい技術を、というのは例えば、今の現場の前が社内ツール作成だったのでGo使わせてもらったりとかそういう感じです。

4. 月に二回、習い事で数学を勉強しなおしています。その日はねかしつけまでささださん担当。

5. わたしとささださんのどっちも参加したいカンファレンスでは、カンファレンスが用意してくださる託児所を利用することも。(ex. RubyKaigi, Ruby25

でも個人的に一番大切なのは6の諦めだと思います。IT系にいると、新しい技術へキャッチアップが思うようにならないとやっぱり不安になります。しかしできぬものはできぬ。いくら工夫したってIN/OUTどちらも減るものは減る。
しかし技術に限定しないで考えるなら、妊娠してから子供が一歳8ヶ月になるまで、インプット量は半端ないです。人体の仕組みと医療のありがたさと問題点と、社会の構造と人間の発達とインターネットの情報の問題と教育について、ものすごい濃度で思い知る日々です。アウトプットは一人の人間の身体とその安全。
視野が広がって仕事にも役立つ、なんてこと言わずとも、あと20何年か続けるつもりのプログラマ人生のうち3,4年はこんな時期があってもいいのかなと思っています。こどもを育てるという体験は、わたしの人生を強く豊かに広げるものであって、何ひとつ損なうものではない。
プログラマやるために生活してるんじゃなくて、人生やってる一部でプログラマやっているんですもんね。
できることは続けながら、後から取り返せる分は取り返すきもちです(無理はしない)。
だいたい子育てしてなかったらその時間勉強してたかっていうと漫画読んでた気もするしなー。あ、『メタモルフォーゼの縁側』(鶴谷香央理)と『ものするひと』(オカヤイズミ)、あと『金剛寺さんは面倒臭い』(とよ田みのる)が今の推し漫画です読んでね。


ということで、あんまり褒められたものでもないWebエンジニアおかあさんの日常、「いったいどういう生活/仕事なんだろう」と不安に思われている方や、そうでもない方の参考になったら幸いです。




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やきとりい

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