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ZWIFT対応のフィットネスバイク

このページの対象読者として以下の読者を想定しています

  • ZWIFTに興味があるけどまったくわからない

  • やってみたいが何を揃えたら良いかわからない

  • 全部でいくらかかるかわからない

ZWIFTは多様な環境でプレイ出来るようになっているので用意するものが複雑でわかりにくいと思います。
このページを読んでもらえばZWIFTを始めるにあたり必要な知識と購入する物の予算感がわかるようになります。


■はじめに

ZWIFTなどのバーチャルサイクリングアプリに対応したBLUETOOTH対応フィットネスバイク(スピンバイク、エアロバイク)が出ていたのでまとめてみました。このようなバイクをスマートバイクと言うようですね。

ZWIFTは実際の自転車(ロードバイク)に各種センサをつけて初期コストが高いのと自転車の整備が必要なので導入までのハードルがとても高いのですがフィットネスバイクに対応させることでそれだけで必要なものが揃い初期コストが安く整備も必要ないのでお手軽に始められます。

もっと言うと自転車の場合は騒音が気になりますがフィットネスバイクの場合はプレイ中の音が壁一枚挟めばまるで聞こえないくらい静かです。

現状3タイプの対応機種が出ています。

  • スマートバイク(自動負荷調整有り)

  • スマートバイク(自動負荷調整無し)

  • オプション後付(自動負荷調整無し)

スマートバイクは最初からZWIFT対応されたタイプです。
オプション後付は普通のフィットネスバイクのペダルに装着し、簡易的にZWIFT対応が可能になるタイプです。(センサー単品でも売っています)
センサーが足りてないのでオプション後付は簡易的にプレイできるだけと考えたほうが良いです。(ほとんどがケイデンスセンサーのみ)

ZWIFTのセンサーは4つあります

  • ケイデンス(ペダルの回転数を伝えるセンサー)

  • パワーソース(負荷を伝えるセンサー)

  • スマートトレーナー(負荷を伝えるセンサー)

  • 心拍モニター(心拍数を伝えるセンサー)

心拍モニターがついていないバイクが多いです。

ZWIFTの特徴であるソフトウェアによる自動負荷調整対応(ERGモード)かどうかで価格帯が違うようです
自動負荷調整(ERGモード)はコースが坂道を登る時に負荷が高くなり、下りのときは負荷が低くなるように自動調整される機能です。

自動負荷調整対応だとセンサは双方向通信、電磁誘導などでの駆動なので電源が必須になります。値段もその分高くなります。
自動負荷調整非対応モデルは電池で動作します。

価格については以下のようになります。

スマートバイク(ERG対応) > スマートバイク > オプション後付


■ZWIFTの料金

月額と年払が選べます

  • 月額1650円(年19800円)

  • 年払16500円(二ヶ月分お得)

支払いにクレカとPAYPALが使えます
ジム代に比べれば安いですね

ジムに通うと月6000円~10000円(年72000円~120000円)くらいです。
スマートバイクの初期費用30000円~60000円とすると半年から一年で元が取れます。初期費用6万円としてZWIFT年額も入れて約8万円です(バイクを3万円のにすれば5万円です)。初年度だけジムに通ったのと近い金額が出ますがその後は圧倒的に安いです。


■ZWIFTの魅力

自分は以前ジムで有酸素運動をしていたのですが仕事が忙しくなったりするとなかなか行けなかったり、家の近くにジムがあっても移動ー受付ー着替と運動を始めるまでに結構時間かかったりして(開始まで最短10-20分)今日は行くのめんどくさいなとおもったりしてサボったりしがちでした。
週に1~2回が限界でした。

ZWIFTを導入してからは30分やろうと思いついたら、バイクにまたいで即、有酸素運動できます。準備時間ゼロ。空き時間を有効利用できます。
毎日の習慣に組み込むにはやらない理由を一つでも多く減らすことで簡単に達成出来ます。

ZWIFTは週間目標距離を設定できるので最初はそれを目標にして毎日30分漕ぐところからスタートすると習慣化しやすいです。
慣れてきたら多人数で一緒に走るグループライドなどで他の人と同じペースを維持しながら1時間~2時間の運動を週一回取り入れると良いと思います。

体力を伸ばしたいならワークアウトでメニューがあるのでそれを活用するのがいいと思いますね。

■スマートバイク(自動負荷調整有り)

●オススメ

自動負荷調整対応では一番安い。
負荷の段階が20段階なので他より調整の幅が少ないが問題のない範囲だろう。スピンバイクなので速度も問題ない。
このモデルは値段と機能のバランスが取れていて個人的にもオススメである。

種類:スピンバイク
負荷:自動負荷制御対応(20段階)
電源:ACアダプタ
心拍センサー:無し


価格は安めに設定されていて自動負荷調整機能も付いている。
負荷の段階が24段階なので他より調整の幅が少ないが問題のない範囲だろう。スピンバイクなので速度も問題ない。

種類:スピンバイク
負荷:自動負荷制御対応(24段階)
電源:ACアダプタ
心拍センサー:無し


価格は安めに設定されていて自動負荷調整機能も付いているが形状的に速度出ないのが欠点ですね。マイペース向け。

種類:フィットネスバイク
負荷:自動負荷制御対応(80段階)
電源:USB or ACアダプタ


自動負荷調整機能付きスピンバイクなので速度も問題ない。

種類:スピンバイク
負荷:自動負荷制御対応(80段階)
電源:ACアダプタ
心拍センサー:有り


自動負荷調整機能付きスピンバイクなので速度も問題ない。
ハンドルにグリップセンサー(心拍センサー)が付いている。

種類:スピンバイク
負荷:自動負荷制御対応(80段階)
電源:ACアダプタ
心拍センサー:有り


■スマートバイク(自動負荷調整無し)

ZWIFTでは自動負荷調整がないバイクでも特に困りません。


簡易計測機能がなくアプリ連携のみで計測が可能なバイク。
スピンバイクなので負荷をかけたトレーニングが出来ます。
時々(30分に一度くらい?)一瞬パワーが0になり速度がガクンと落ちることもあり注意してないとグループライドしてるときはおいていかれます。
それ以外は可もなく不可もなく使いやすいと思います。
少しハンドルと椅子がキコキコ言う以外は静かです。夜運動してても家族に気づかれません。(マグネット負荷方式のスマートバイクは全般的に静かです)
このメーカーは仕様の違う(ZWIFT非対応でTUYA対応)同じ形のバイクが存在するため購入時に間違わないでください


簡易計測機能:無し
種類:スピンバイク
負荷:マグネット方式
電源:単4電池x2
心拍センサー:無し


ホイールが光ってゲーミングっぽい感じを出せるスマートバイクです。
専用アプリがあり、ZWIFTも対応していますが自動負荷調整が非対応のようです。

種類:スピンバイク
負荷:自動負荷制御対応(ZWIFT非対応)
電源:ACアダプタ
心拍センサー:無し


スマートフォンでおなじみのXIAOMI系列らしい。
簡易計測機能がなくアプリ連携のみで計測が可能なバイク。
スピンバイクなので負荷をかけたトレーニングが出来ます。
ただホイールカバーがないのでペットやお子さんに気をつける必要があります。

簡易計測機能:無し
種類:スピンバイク
負荷:マグネット方式
電源:電池?
心拍センサー:無し

https://www.yesoul.net/ja/spinning-bike/Using-a-Spinning-Bike-with-Zwift


タッチパネル付きの操作パネルがあるオールインワンモデル。
レビューをみていると負荷を伝えるセンサーが動いていないように見えます。
ZWIFT上で速度が出ない可能性があります。

簡易計測機能:有り
種類:スピンバイク
負荷:マグネット方式
電源:電池x4
心拍センサー:有り


簡易計測機能がなくアプリ連携のみで計測が可能なバイク。
スピンバイクなので負荷をかけたトレーニングが出来ます。
レビューをみていると負荷を伝えるセンサーが動いていないように見えます。
ZWIFT上で速度が出ない可能性があります。

簡易計測機能:無し
種類:スピンバイク
負荷:マグネット方式
電源:電池?
心拍センサー:無し

一般的な計測機能に加えアプリ連携が可能な安価なバイク。
今のところZWIFT対応で最安なので安く始めるにはいいですね。
この形状のフィットネスバイクはZWIFTではまず速度出ません。
マイペース向け。

簡易計測機能:あり
種類:フィットネスバイク
負荷:マグネット方式
電源:電池?
心拍センサー:あり

■オプション後付(自動負荷調整無し)

ZWIFTを本格的にやるならオプション後付タイプはオススメしません。

FITBOXは標準ではZWIFT非対応ですがオプション品をつけるとZWIFTに対応になります
既にFITBOXを所有している場合には良いですね。
センサーとのセット販売もしてます。
取付箇所はペダルクランクに取り付けるようです。
ケイデンスセンサなのでZWIFTでホイールサイズの入力が必要になります。


上記のオプション品とほぼ同じだが公式でないので安い


このモデルはケイデンスセンサーとセット販売のようです。




■対応デバイス

ZWIFTを動かすには3D対応のゲームが動くデバイスが必要です。
いろんな端末で動くのでお手持ちの端末で動かせると思います。
・パソコン(windows/mac)
・タブレット(iPad、xiaomi pad)
・STB(apple tv)
・スマートフォン(android / iPhone)

画質や臨場感を重視するならパソコンですがiPadあたりが手軽ですね
apple tvにも対応しているのでテレビの大画面でやりたい場合にはそちらもよさそうです

android tvには対応していないのが残念です。


筆者はRedmi Padを使ってるのですがZWIFTに使うにはいい感じです。
Redmi Padはたくさんの人とグループライドしたりするとすこし重くなりますが概ね大丈夫です。
他のサイクリングアプリは少し重いのでZWIFTには使えるけど他のサイクリングアプリもプレイしたい場合はMi Pad5などもう少し上の機種が良いでしょう。
メモリが多い機種ならコンパニオンアプリがフローティングウィンドウ対応でZWIFTと同時に使えるので別途スマホを用意しなくていいのでオススメです。

apple tvを使う場合はBluetoothのセンサーが2つまでしか使えないようです。
バイクのセンサ+心拍センサで足りるとは思いますが。


■便利グッズ


プレイ中あると便利なグッズです


●クリップ式の扇風機
体感ですが普通にフィットネスバイク漕ぐよりも汗をかくので
扇風機があるとないとで快適さが違います。
実際に自転車に乗ってる時の風の演出とも言えます。


場所と電源が取れる場合は大きめのサーキュレータもよいです。


●心拍センサー

心拍数を測れないバイクでもアップルウォッチがあればZWIFTでも心拍数対応します。

心拍数を測れないバイクでも対応アームバンドがあればZWIFTでも心拍数対応します。これは心拍数のみの専用品です。



●サドル
使っているバイクに付属のサドルでお尻が痛くなったり股間がしびれる場合は変えれば解決する場合も多いです。
スピンバイクなんかは普通の自転車と同じのを使ってる場合が多いので交換出来る場合があります。

股間がしびれる場合は穴あきのサドルがいいです。しびれるのは血管を圧迫するのが原因なので穴あきのサドルは効果てきめんです。


おしりが痛くなる場合はサイクルパンツを買うといいかもしれません
もしくは幅の広いタイプのサドルが良いです。



■おまけ

ZWIFTはランニングにも対応していて対応するトレッドミルを使えばバイクと同じマップを走れます

対応したトレッドミル以外でもスマートシューズを履けばZWIFTで走れるようです。

センサー内蔵のスマートシューズ

スマートシューズだと外でのランニングでもZWIFTできる気もしますね

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