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行政書士って知ってます?【睦月2日:シンデレラの相続】

(全部読めます。安心してください)
行政書士って知ってます?
遺言書の作成や相続の手続きをサポートしています。

さて、今年は、無料相続セミナーを随所で開きたいと思っているんですけど、つかみに昔話をアレンジしてみました。

シンデレラの相続むかしばなし

ある村に優しくて美しいシンデレラが住んでいました。
シンデレラには、いじわるな継母とその連れ子の3人の姉がいました。

ある日、継母と3人の姉は、シンデレラに留守番を言いつけてお城の舞踏会に出かけていきました。
シンデレラが台所で泣いていると、魔法使いのおばあさんが現れました。
「舞踏会に行きたいのかい。12時に魔法がとけるからね」
そう言うと、魔法でかぼちゃを馬車に、ねずみを馬に変え、シンデレラにも美しいドレスとガラスの靴をプレゼントしてくれたのでした。
お城に着いた美しいシンデレラを、王子さまは気に入ってしまいました。
「ダンスを踊ってくれませんか」「喜んで。」
シンデレラは王子様とダンスを踊り、幸せな時間を過ごしました。
時計を見てみると、12時になろうとしています。シンデレラはあわててお城から帰っていきました。
途中、お城の階段でガラスのくつを落としてしまいました。

王子さまはシンデレラの姿が見えなくなったので、心配していましたが、ガラスの靴を見つけました。
「シンデレラを愛している。必ず探し出せ」
王子さまは、ガラスの靴がぴったりと合う女性を探し始めました。
シンデレラの住むところにも使者がやってきました。
継母や3人の姉も履いてみましたが、ぴったりと合いません。
シンデレラが履くと、ぴったりと合ったのです。
「ぼくと結婚してください」王子さまはシンデレラに結婚を申し込みました。

シンデレラと王子さまは末永く幸せに暮らしました。

ここから相続のはなし。
王子さまはシンデレラにたくさんの贈り物をし、宮殿を建て、別荘を与えて、二人幸せに暮らしていました。ところが、シンデレラは急な病でなくなってしまいました。シンデレラは遺言書をつくっていませんでした。

シンデレラには子供がいませんでしたので、法定相続人は配偶者と兄弟姉妹となります。つまり、シンデレラの財産は、王子さまといじわるな姉たちで分けることになるのです。

それを知った3人の姉たちは、相続の権利がある4分の1を王子さまに請求してきました。王子さまは要求通りに遺産分割協議書に押印するしかなく、シンデレラの財産の4分の1を姉たちにあげなければならなくなりました。

王子さまが悲しんでいると、魔法使いで行政書士のおばあさんが現れました。
「おやおやシンデレラは遺言書を書いていなかったのかい。しかたないねー。」
そう言うと、おばあさんは、魔法で王子さまを眠らせました。夢の中で、おばあさんは、シンデレラを公証役場に連れて行って、遺言書を作成させました。
王子さまが目を覚ますと、枕元にシンデレラの遺言書がありました。
「わたしの財産はすべて夫の王子様に相続させる」

おかげで、シンデレラの財産をいじわるな姉たちに分けなくて済みましたとさ。

(おしまい)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。スキやコメントをいただけると、相続意欲が湧いてきます。
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