今回はYOASOBIさん新曲『たぶん』を聴いてのリアクション記事になります。

YOASOBIさんといえば、小説になぞらえたストーリー性のある歌詞が話題ですが今回も準じた小説があります。

しなのさん『たぶん』https://monogatary.com/story/48324

まずこの小説が凄く良かったです。別れの話でよくあるといえばよくある元恋人が合鍵を返しに来る、という・・・。ただ自分が寝ている間に入ってきてっていうのは、ちょっと怖いなと思いましたね。文にも書かれていますが、強盗とかだったらどうしようって・・・。目をつむってる時誰かがいたらそら怖いわ、うん。

ただ、このアブノーマルな雰囲気から一転そこにあったはずの日常が終わりを告げ始める切なさは、何にも変えがたいなとも思いました。その感覚が曲からも感じ取れます。特に、Bメロの『悪いのは誰だ　わかんないよ』の部分の歌い手のikuraさんの声の出し方、とてもすてきだなと思いました。ほんとは、誰のせいかわかってるんじゃないか？でもたぶん誰のせいでもないよいつかこうなる運命だったんだ、って自分に言い聞かせてるようで胸が痛かったです。

たぶんって便利な言葉ですよね、僕は関西人なのでよく使う言葉で『知らんけど』って言う事ありますけど、それといっしょですね。責任逃れといわれたら否定できないです。　たぶんね、知らんけど

総評すると、YOASOBI初のミドルテンポな曲という事で、いままでの3曲と比べるとサウンド面よりボーカルの表現がとても心に刺さるいい曲だなと感じました。