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一万円選書のカルテから①

今日から冬休み。長めに自宅を空けるので移動のおともに文庫本を持ち出してきた。いわた書店さんの一万円選書を通して購入したまま積読になっていた『カーテンコール!』という連作短編集だ。

いわた書店さんの一万円選書はメディアでも取り上げられており、それなりに有名なサービスだと思う。選書を希望する人は、年に数回の受付期間中にメールで申し込みをする。その後、毎月抽選が行われ、1回につきだいたい数十名が当選する仕組み。

毎年、なんと3700通ほどの希望申し込みがあるという。実際、私もこのサービスを知った2021年に申し込み、当選したのは2022年9月だった。倍率が高いことは知っていたので、まさか当選するなんてと驚いた。

この選書の特徴は「カルテ」。これまでの読書歴ほか、選書の参考になりそうなことについてさまざまな設問がある。

例えば「何歳のときのじぶんが好きですか?」、ほかに「いちばんしたい事は何ですか?あなたにとって幸福とは何ですか?」など哲学的なものも。当然ササっとは書けない。

唸り、止まり、振り返り、推敲しながらやっと書き上げて送った1週間後、返答のように選書のリストが届いた。読んだことのない作品ばかりで胸が弾む。その中に『カーテンコール!』もあった。

しかし、もともと積読が多かったため、ついつい読むのを後回しに。昨日、移動のおとも選びのために本棚を物色している際、ふと気分と合うような気がして手に取り、上記のように一万円選書のこと、カルテのことも思い出した。

当時のメール、そしてカルテの中身を改めて読んでみて、たった1年前だけれど(自分はこんなことを書いていたんだなあ)と懐かしい。せっかくなのでnoteにも転載しようと思った次第である。

ここまでの説明でもう長くなってしまった。カルテの内容はまた明日更新します。

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