読んでくれる人がいる②(文学フリマ東京37)
昨日に引き続き、作品を買ってくださった方とのやりとりや感想を紹介していく。
8人目
14時44分。新刊『つぶつぶ10年』を買ってくださり、お礼を伝えたら「前の文学フリマでも買いました」とにっこり。「え~~~~~~~!」と人前でうれしさを剥き出しにしてしまう。おそらくこの時の9人目の方ではないかと思っている。
「ありがとうございます! 前の作品はどうでしたか?」と聞くと、「日常系のエッセイとか好きなので面白かったです」とのお返事。こちらを覚えていて、さらに新刊まで買いに来てくださるなんて…。励みになる。もしも次の機会があればしっかり顔を覚えておこうと思った。
9人目
14時48分。『つぶつぶ10年』をお買い上げ。なんとこの方も、既刊『使いどころなさそうでややある話』をすでに読んでくださっているとのことだった。今年6月から棚借りをしていた機械書房さんで購入されたそう。
感想を聞くと「面白かったです」と応えてくださり、こちらもうれしさのあまり立ち上がって本をお渡しした。後日エゴサーチし、恐らくその方のツイートを発見。作品の感想が文章で記録されることのうれしさよ。文章を書くこと、ささやかながらそれを発表することへの勇気をもらった。
10人目
15時22分。前回の文学フリマがきっかけでnoteの相互フォロワーになったstar_of_bbaさんがご来店、『つぶつぶ10年』を購入くださった。ありがたすぎる紹介文に恐縮しきりである。
star_of_bbaさんは今回、『父を送る』という新刊を出しており、私はそちらを購入した。年に2回だけのイベントで偶然知り合って、それぞれの作品やnoteを通してゆるやかな交流が続いている。そのことが本当にうれしい。
11人目
15時39分。『使いどころなさそうでややある話』をじっと見つめる方がいたので「ざっくりあらすじ」をお渡ししたら、最後まですべて読んでご購入!
表紙とあらすじを見て面白そうと感じたらしく、お会計を済ませて去り際に「今日1冊目です」とはにかんだ様子で伝えてくださった。ウインクしたように見えたが、それはさすがに浮き立った心が見せた幻覚だろう。
12人目
15時51分。通路を挟んで向かい側、G-10のブースの方がセットでご購入! ゆるいイラストが気になって、わざわざnoteまで検索してくださったとのこと。私もさっそくお相手の方のwebカタログを検索した。
やぎおさんという方の『ゆきくだりてむぎのびる』という10年(!)の日記が販売されていると知り、ちょうど最近、遅ればせながら日記本の楽しさに気づいたため買わせていただいた。
13人目
16時20分。一度ブースを見ながら通り過ぎたものの、また戻ってきて立ち読みしてくださった方がいたので無料配布物をおすすめ。『使いどころなさそうでややある話』を購入いただく。何がフックになったのだろう。イラストだろうか、タイトルだろうか。とにかくありがたく、お礼を伝える。
***
昨日「今回21人の方が購入くださった」と書いたが完全に謎の勘違いで、実際は17人だった。売れた冊数と混同していたのか? セットで買ってくださった方もいたし…と販売数を数えてみたら26冊。どこから21という数字が出てきたのか分からない。メモの取り方が雑すぎたか。
しかし分量的にはこれくらいがちょうどいいので、振り返りは予定通り全3回にしておこう。というわけで本日は以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?