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サントリー美術館で「大名茶人 織田有楽斎」の展示が始まっています。2024年1/31-3/24迄

ごきげんよろしゅうございます。
面白そうな展示が始まっているのでnoteでシェアさせてください。
東京ミッドタウン内にあるサントリー博物館で、織田有楽斎の茶道具を拝見することができます。
肖像画や身の回りの品も含めての展示なので、けっこうボリュームがありまして、全部で149品の出展ですね。

歴史好きの人なら、有楽斎と聞くと
「織田信長の弟」
と思いつくと思います。
本能寺の変の際は二条御所から脱出して生き延び、外交官として活躍したのちに出家、いよいよ本格的に茶の湯に打ち込んで茶人として大成した人物。
お兄さんの信長とは違って、バランスの取れた付き合いやすい人物だったのかな、という気もします。

豊臣家、徳川家と時代の権力者が移り変わる中でも、しっかり生き延びて足場を固めているし、趣味人としても活躍することができて、最後は天寿を全うしているのは立派だと思います。
敵と味方が頻繁に入れ替わる戦国の世で、信長の血縁者という難しい立場にも関わらず横死せずに済んだのは凄い。

千利休と古田織部も茶の湯のトレンドを作った芸術家で、リスペクトはあるけれど、やっぱり腹を切るのはいやです。
外交官として活躍した織田有楽斎、建築や庭造りで才能を発揮した小堀遠州のように、きっちり実務をこなし尚且つ趣味の世界でも名を残した人に私は惹かれます。

有楽斎の四百年遠忌の年、ゆかりの品が勢揃いしためでたさにあやかって、お茶の稽古に励もうと思います。
まずはしっかり、仕事をしなくては笑


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