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落選しても出馬する無頼候補を追った「黙殺・報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」読了。オモロイ。

選挙戦に打って出た泡沫候補達を追ったノンフィクション。
安くない供託金を払って出馬しているので、各自何かしら訴えたいことがあるのがわかる。

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「泡沫候補」と呼ばれる候補者がいる。
有力な支持者もいなければ、政党の後ろ盾もない。知名度もなければ、資金も十分にはない。ないない尽くしで、しかし、彼らはドン・キホーテよろしく、選挙に立候補するのである。そしてたいていの場合は、当然のごとく、あえなく散る。
たった1つの枠に21人もの候補者が立った2016年の東京都知事選は例外的な多さではあったが、多くの選挙には少なくとも1人や2人、誰の目から見ても闘う前から負けが見えているかのような候補者はいる。彼ら・彼女らを駆り立てるものは何なのか?
これはそんな候補者たちを綿密な取材で追った1冊である。

良く売れているようで、取り寄せに2週間かかった。集英社文庫、858円。

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