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大友克洋の傑作SF「Fire-Ball」(短編集)が、7月21日に発売!

大友克洋が24―25歳の頃、1978─1979年にかけて制作した12篇の短編漫画を発表順に収録した作品集。

翌年の1980年には『童夢』や『気分はもう戦争』を発表し始める著者の才能が世間に轟く前夜、その胎動の如く完成度を上げていく短編の数々は一作ごとに趣向を変え、驚異の多面体を形成する。

特に表題作の『Fire-Ball』は、それまでリアル路線の人間ドラマを中心に作品を紡いできた著者がSFという新たなジャンルに開眼した重要作。
後の『童夢』『AKIRA』に直結する「超能力」を描き、それまでと作風を一変させた壮大なスペクタクル描写は、著者にとってのマイルストーンとなった。


収録作の内訳は『ショート・ピース』(1979年/奇想天外社)より2篇、『ハイウェイスター』(1979年/双葉社)より4篇、『GOOD WEATHER』(1981年/綺譚社)より3篇、『彼女の想いで…』(1990年/講談社)より表題作を含む2篇。
さらにこれまで未収録だった幻の短編『遠い祭り』が待望の初・単行本収録。また従来の短編集ではモノクロ化されていた着色原稿も、すべてカラーにて完全に復刻。著者自身による解説も読み応え充分の完璧版!
(※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第5巻の解説より引用)

「Fire-Ball」の扉イラスト。元ネタは・・・。
エッシャーのこの作品ですね。


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