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古本屋から、「SF作家オモロ大放談」が届く。町山智浩氏もオススメの狂った対談集!

小松左京、星新一、筒井康隆の「御三家」を中心とした対談が15本。

対談というかバカ話。本当にバカですわ😁

雑誌の掲載月をみると、昭和42年から44年と昭和50年。
70年安保とか大阪万博とか古いネタがあるのは仕方ないが、博識や薀蓄を感じさせつつも機転が効いてて、今読んでも面白い。

面白いのだが、読んでて胸が詰まってしまうのは何故だろう。

もしかしてこの頃が日本SFの絶頂期だったのかもしれない。

小松左京が貧乏時代、食べるものが無いから自分の精液をフライパンであぶって食べたとか、タバコの変わりに畳を吸ってみたとか・・・。

筒井康隆が一番常識人に見えるのが、不思議 😂


小松左京、筒井康隆、星新一、平井和正、豊田有恒など。私が中学生、高校生時代に熱心に読んだSF小説の作家たちが勢ぞろい。
日本SF作家クラブには、小松左京より太っていたら入会できない。


日本SF作家クラブには、筒井康隆よりハンサムだと入会できない。


星新一より、背が高かったら入会できなかった


◆◇◆

60年代に日本SF作家クラブで東海村の原子力研究所に視察に行ったら、出てきた職員が聞いてないの一点張りで、代表者呼んでもらおうとしたけど名前が思い出せない。

すると星新一が「あそこにハラコ・ツトム研究所って書いてあるからハラコさんでしょ」と言い、真に受けた幹事の小松左京が「ハラコさん呼んで下さい!ハラコさん!」って言った、って昔いいともで筒井康隆が言ってた。

で、見学がおわって、全員が被爆していないか、職員がガイガーカウンターでSF作家たちを調べたら、筒井康隆だけ「ピー!ピー!ピー!」とガイガーカウンターが鳴り響いた。
それ以来、オモシロイ小説が書けるようになったと、NHKで筒井康隆が語っていた。

本当に狂ったほどオモシロイ人たちである。


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