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ノート

クラウドだアプリだとなんでもデジタル化の時代に、廃れることのないアナログ。
手帳。
毎年この時期になると本屋さんやロフト、ハンズなどでは、売り場の多くを占め、雑誌では手帳の書き方特集、強いては手帳の書き方のみのムック本まで発売されている。SNSには手帳アカウントというものがあり、自分の手帳をお披露目し合っている。

そんな手帳アカウントさんを見てみると、その多くが複数の手帳やノートを駆使している。プライベート用の手帳、仕事用の手帳、日記、クリップ用、読書ログ、ダイエット用…何冊もの自分の記録を残している様子が伺える。

一方、デジタル界にはいくつものSNSが存在している。そこでも複数のアカウントを持つ人は多い。インスタでは写真をアップして、Twitterにはヲタ活動やネタに愚痴、FBはプライベートを…だったけど最近はサボリ気味…など、複数のアカウントを使い分ける様子や、3日坊主で終わった中途半端な状態のページは、アナログノートを複数使いこなす人や白紙のページが多いノートと重なる。

私はこのnoteの存在は4年ほど前から知っていたが、アカウントを登録したのは最近の話だ。どのSNSでもそうだった。少し様子を見てから始める臆病者だ。そうさせてしまうのは、サービスがいつまで続くか分からないと思っているからだ。
SNSの先駆けとも言える某Mも一大ムーブメントを巻き起こしながら、Twitterの登場で下火となってしまった。SNSという単語が当たり前になった頃には、SNSの数はどんどん増えた。
ずっと続くサービスはない。1年で終わるものもある。最近ではGoogleプラスのサービス終了の記事を目にした。当たり前のように続くサービスなんて一握りだ。

サービスが終わるのは仕方ない。その一言で片付けられない自分がいる。それまで投稿したものが無くなってしまうことが淋しいのだ。残したいと思うからアップしている。だからずっと残せるところに残したい。そんな希望がすぐに飛びつけない足かせとなっている。
どこに腰を据えるか。noteを始めるかブログをするかで悩んだ時に、アナログノートの使い方に悩んでいる姿が浮かんだ。ただアナログはずっと自分の手元に残る。そこがアナログの勝っている点なのかもしれない。

 #日記 #コラム  #エッセイ #ノート #note #SNS #手帳

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