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転職活動の難問は“待遇”判定

働く上で綺麗事でなく、必要になるのは“糧”、つまりお給料。
わたしはあればあっただけありがたく、江戸っ子じゃないのに宵越しの金はなんとやら癖がある&惚れ込んだり熱中すると糸目つけないのでアレですが……待遇条件の判定って難しくないですか?

まさかの“文句”が年間休暇日数

待遇条件通知で、まさかの夫からの文句指摘が
「年休120日以下って少なくない?!」
でした。to C業務メインの会社なので、祝日も稼働してたりする関係もあって。
完全休み年間10日以下で14年働いてたので、ポカンとしてしまった。

友人たちも、年間休暇日数120日以上で記載されてる仕事でも、土日や祝日業務して、完全に振替休暇を平日取得できることはあんまりない(なるべく取っても全部はなーという声多数)ことも、業務都合上あり得るわけで。

年休って、実態は部署や業務や時期次第なのではないか。(そりゃ、最大値=逆が最低限稼働必要日数だけどさ)
連休の人混みにわざわざ出かけるのも苦手で、愛猫を家族に迎えてからは1泊以上の旅行もしない。
DINKSだから学校行事対応などもない。
夫は、給料=我慢料思考派なので、「カレンダー通りには必ず最低限休みたい。年末年始と夏休みもしっかり休みたい。」が優先度高い。
(妻が祝日どころか、半年間、出張で土日不在時も「独身貴族ごっこ」を満喫していたので、そこは問題ではない)

年収の上がり下がりと時給&体力換算

体を壊して離職を決断したのは、金銭換算できない健康のため。
1度目の転職も、年収下がるけど健康を優先したかったんだけど、難しくて断念。

今回、さらに下げたところも探して、エージェントさんには「もったいないです、本当にいいんですか?!」とハイクラス求人案件を勧められたり
面接先にも「うちはこんなに(前職待遇)用意できそうにない」と言われたりしました。

基本的に、給料はあればあった分嬉しいものだけど、無いなら無いなりに生活をするだけだし、収入の柱は複数つくればいいだけだ。

単なる数字に過ぎず、むしろ入ってから適正に評価されていくものが給料でいいんじゃないだろうかと思ってしまう。
高給なことはありがたい反面、それだけの成果を出す責任がある。
優等生発言だけど、わたしはそう思ってしまう。
転職で年収上げたい!って志向も素晴らしいし、そのために仕事に打ち込むこと、理想的。

しかしわたしにとっては、能力・体力が伴わない額になるなら避けたい指標でもある。
身の丈充分に、健康健全に、働き、暮らすこと。
それは求人票や待遇条件の数字では、容易に測れなくて、やってみないとわからないなぁと思う。
年収上がっても、普通にやって評価されるケースもあると思うしね。
それもやってみてわかることだよね。

残業時間と必要投資

生産性大事です。
残業代目当ての無駄残業や、あまりに能力追いつかなくての残業続きは改善しないとだけど……これまた平均や見込み残業時間の数字も、実態把握にはなんの意味もないなぁと思う。

完全裁量労働制、生産性向上のための残業禁止制度、どちらも経験した。
わたしは無駄残業はしない、したくないおうち大好き人間。
なれど、自分の不足を埋めたり、兼務や納期密度で物理的にどーしたって15時間以上働く、休みも働く、はしてきた。
残業代とかでなく、求められる成果を出すのに必要ならやる。
クライアントに結果を出す為に必要なら、全力でやる。
あと、兼務していた関係で8時間で生産性高めるのも限界あった。普通にやることをサクサクやっても、毎日毎日10時間欲しい。からのこだわったり、出張入ると収まらない。

残業禁止制度の会社も、労務管理上は平均残業時間10時間未満をアピールしてたけど、実態はみんな深夜までオフィスで、持ち帰りで、実務事務処理や自己不足の穴埋めに追われてたよ……?

土日に勉強するとか、自分の不足だから、それは普通だと思う。ものの。
あの頻度と量を、過密業務と並行して平日適正時間に納めるのは生産性というより物理的に苦しい。
よほどの天才または経験値積んだ人だけだろうなって。(部長クラスも同じ動きしてたから、経験値関係ない説もあるけど。)
少なくともわたしは能力不足で、平日時間ではこなせない。クライアント対応も土日にもかなり多かった。
ので、健康生活を得る為にも、2度目の離職を選んだ。
残念だけど、身の丈不充分すぎた。

わたしは、成果や結果に必要なら残業……いや、時間を投資するのはなんら悪いことでは無いと思ってる。
ただそれが、必要適切なものか? ロスや無駄なだけなのか? それもまた、やってみて、結果から検証しないとわからない。
能力が足らないなら伸ばすためにも、慣れないことなどは生産性高めるためにも試行錯誤やPDCA回す時間は必要投資になるし、それが残業代つかなくても当然ではある。

この投資を、過剰にし続けないとできないなら、それは悲しいけど「無理」な業務レベルなんだと思う。
それこそ、やってみて、いや、やり尽くさないとわからない。
3年くらい頑張ったら変わるかもしれない、と半年取り組んだけど、上司含めずーっと同じ感じだったので、「わたし」のキャパではこの仕事は続かない、と受け入れた。

で、ですよ。
待遇条件確認や希望年収待遇の質問、難しくないですか? これどうしたらいいの。
みんかどうやって判定してるの……。

むしろ企業側に教えてほしい。

年収決定の原価計算的なところ……そこから推察される期待労働量や質の水準を、責任業務内容と合わせて参考にして、こちらからの確認質問もしていくみたいな……。
そんな質問はしていいのか?!
てか結局、推察なんだよなー。

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