マガジンのカバー画像

ゆうせいのエッセイ

74
映画以外で何か言いたいことがあるときはここに。むずかしいことだけは言わないように気をつけて書きます。
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

‪【ラジオ公開しました】我が家にスーパーファミコンが降臨した話です。‬
‪ ‬
‪僕とオヤジと、ときどきスーファミ | #Radiotalk https://radiotalk.jp/talk/292708

絶対に忘れられない妻の寝言

絶対に忘れられない妻の寝言

僕の妻(お妻)はよく寝言を言う。まあ僕も寝言をまったく言わないわけではないのだが、お妻の寝言に比べたらまるでアマチュア、素人、いや、ド素人レベルなのでとうてい敵わない。

例えば、マンガのワンピースを読んでから眠った日は、急に「ジンベエさんにお願いしなくっちゃ!」と魚人空手のジンベエに何かをお願いしようとする。

おそらく、ジンベエ級の漢にお願いしなくてはいけない大きなトラブルに巻き込まれているの

もっとみる
20年前、ミュウツーに逆襲された話

20年前、ミュウツーに逆襲された話

大学生のとき、東宝系なのにスクリーンが2つしかない映画館でアルバイトをしていた。座席数はそれぞれ100席くらいしかないし、売店はパンフレット販売のみ。まるで単館系のような映画館でのんびりやってました。

とは言え、腐っても東宝系。取り扱う作品は大作ばかり。それが無料で鑑賞できたり、事前試写で一足先に新作を楽しめたり、こんなに最高のアルバイトは他にはないと思っていました。

そう、

あの夏、

もっとみる
スーファミのカセットを我慢してCDラジカセを買った小6の冬

スーファミのカセットを我慢してCDラジカセを買った小6の冬

僕は小学6年生のときのお年玉でCDラジカセを買った。それまでアイドルや音楽番組にまったく興味なかった僕が、スーファミのカセットを我慢してまでCDラジカセを買うのには理由があったのだ。

冬休みに入る前、クラスの女子から「ねえ、あんたCHAGE and ASKA知らんやろ?」と言われ、頭が真っ白になったからである。

まったく知らなかった。ぜんっぜんわからなかった。でも明らかにニヤニヤしているその顔

もっとみる
大浴場では自分のサンダルを死守する

大浴場では自分のサンダルを死守する

僕は自分のサンダルを他人に履かれるは嫌だし、他人のサンダルを履くのも嫌だ。ドアノブやつり革は普通につかむことができるのだが、サンダル(履き物)だけは嫌なのだ。

これは中学生時代のトラウマが関係している。自分のスニーカーを友人に貸したところ、めちゃくちゃに臭くなって返ってきたのだ。そしてそれに気づかず履いてしまった僕の足もめちゃくちゃ臭くなってしまい、靴と靴下をすべて新調することでようやく解決した

もっとみる
門番と呼んでいる

門番と呼んでいる

電車の乗降口ちかくに立っている人を、心の中で門番と呼んでいる。座席が埋まっているときだけでなく、電車内がガラガラでも、あの場所を好んでいる人のことだ。

人の好みにどうこういうつもりはないけれど、単純に、純粋に、いや、明確に邪魔なのだ。

だから、心の中で門番と呼び、門を守るため、矢面に立ってくれている尊い人なのだと思うことにしている。

中にはその職務を全うせず、大きな荷物を足元に置き、乗り降り

もっとみる