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【新しい時代の人事について考える読書会#6】開催レポート

Read For Action・リーディングファシリテーターの野口ゆうこです。
2024年1月8日にオンライン開催した読書会のレポートです。

今回取り上げた本は、「すぐに使える! はじめて上司の対応ツール」です。
https://amzn.to/3PV0IO3

著者の山田真由子さんは、地元・滋賀県でキャリア支援に関わる仲間としてお世話になっています。
山田さんは特定社会保険労務士として法律や制度に関わる部分、また公認心理士としてメンタルヘルスに関わる部分を得意とされています。
専門性を活かして事業所さまの風土や特性、課題に合わせて柔軟にアプローチされています。
そんな中、今回3冊目の本を上梓されたということで、ぜひに読書会に取り上げたいとお願いし、快諾いただきました。

今回は山田さんの知人や私の知人も参加され、4名参加の賑やかな読書会になりました。
さらに著者の山田さんも参加してくださることとなり、「著者への質問」がリアルに著者へ問いかけられる貴重な機会となりました。

皆さんの自己紹介の後に山田さんから「この本を出そうと思ったきっかけ」を話してくださいました。
事業所の課題をお聞きして、実際に見に行ったら、当初伺っていた内容とは違う理由や課題が見つかることが多々ある。
現場で起こっていることの「見立て」が本当に大事で、そこがズレてしまうと問題がどんどん別の方向へ進んでしまう。
最初にしっかりアセスメントして必要に応じた対応が必要だと感じ、マネジメントする際に使っていただける本を出そう!と思ったとのことです。
実際、具体的な事例や、利用できる機関の紹介など、実用的な構成となっています。

今回は2章・4章・5章・6章を読んでいただきました。
皆さんがそれぞれ立てられた問いと読書を通じて見つけた答えをシェアしていただいた後、著者の山田さんからアドバイスをいただく、という感じで進めていきました。
アドバイスをいただく時に「本の◯◯ページにある」と具体的なページを示していただいて、書かれている内容であったり、こんな形で使っていただいたらというアイディアであったりと、とても参考になるやりとりとなりました。

世の中、人手不足や多様な人材と多様な働き方が進む中、「働く」ことと「人生」との境界線が曖昧になってきています。
だからこそ多様性を受け入れつつ、現場で起こっていることを「総合的につかむ」ことが大切だと思いました。
読書会の後の「小さな一歩」で、前職で繋がりのある人事の方にマネジメントの参考にと本を紹介すると話されている方がおられました。
中小企業こそ、ぜひに活用していただきたい1冊です!

★読書会の感想★
・皆さんと楽しく交流ができました。
・読んだ内容について感想を述べあうタイプの読書会とはまた違った新鮮な体験をすることができました。予め問いを立てたうえで読書をすることで読書をする集中力が増したと実感しました。今回初参加でドキドキでしたが、ファシリテータの野口さんをはじめ、参加されている皆様と和やかな雰囲気で楽しむことができてまた参加したいと感じました。本日は、ありがとうございました。
・本を読む時の新しいヒントを頂けたと思います。とても楽しかったです。
・著者が参加されていたので良かった。すでに本を読んでしまっていたので、もう少し突っ込んだ議論がしたかったですが読書会の仕組み上やむを得ないので8/10点としました。

★ファシリテーターへの感想★
・野口さんのファシリテーション素晴らしかったです。
・該当ページを示しながら丁寧に解説してくれてとても助かりました。山田先生の誠実な姿勢がとても印象的でした。
・うまくまとめて下さっていたと思います。
・仕切りはお上手でした。講師の質問をどこかに掲示していただけると回答がしやすいです。

次回は2024年3月20日(水・祝)20:00〜21:30開催です。よろしくお願いします。
http://ptix.at/EN0PmM

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