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【働く×人生デザイン】自分と向き合い続けること

2020年も半分が過ぎていきましたね。
今年は新型コロナウイルスの影響で、年初めに立てた予定が大幅に変更を余儀なくされました。そして世の中のいろいろなことが大きく変わりました。

企業も、業界によって採用差し控えするところが出てきました。
インバウンド需要で成長してきた航空業界、ホテル業界は一気に厳しくなりました。
リーマンショックの時は株価の大暴落によって引き起こされた不況で、底値になった株価は反発で戻る見通しが立ったから、それまで持ちこたえようと耐える企業も多かったのですが。
今回は収束の見通しが未だ立たないので、まだ企業の体力のあるうちに廃業を選択するところも出てきています。

公的機関の相談窓口では、構内立入禁止となった学生さんが就職相談に多く訪れるようになりました。
本来であれば、2020年1月と3月に学内企業研究会と学内企業説明会があり、そのスケジュールに合わせてビジネスマナー講座や面接対策講座などを学内セミナーで組み込んでいるところが多いのです。
今年はそれも参加できないまま大学に入れなくなっているので、訪れた学生さんに就職活動の流れから説明するケースもありました。

前年度の実績が参考にならず、キャリア支援の現場でも手探りで支援する場面が続きました。

そんな中、ちらほらと内定報告が届けられるようになりました。
厳しい状況の中、あきらめずにエントリーを続け、自分が納得のいく企業に内定をもらった方。
高倍率となった公務員試験で、何度も面接練習に足を運び、内定を勝ち取った方。
学生さんだけでなく、一般求職者の方も、ここの企業に応募すると定めて就職活動に取り組んだ方は結果を出してきています。

先日もお一人、内定報告に来てくださいました。
自分が決めて応募した会社に内定を頂き、そちらにお世話になると決めたこと。
家族は「他にもっといいところがあるかも知れないから受けてみたら」と言われたけれど
面接に行った時の対応や社員さんの様子をみて「ここで働きたい」と思ったこと。
何より、相談を受けながら自分と向き合うことができたと話してくださいました。

私たちキャリアコンサルタントは相談者が「自分の人生」を織りあげるお手伝いをする。
それは自分と向き合い、自分で決めていくことを見守るように支援することなのかなと思います。

キャリコン自身も自分の人生をデザインしていかないとね!

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