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ゲームブックの最近の事情を語ってみるよ

こんにちは。ゲームブック投稿サイトの管理者です。

オワコンと言われがちのゲームブックですが、実は着々と復興の兆しが見えていますね。

海外事情もお伝えしたいところですが、まだまだその辺は筆者も勉強中なので、まずは国内事情をご説明します。

大雑把に言って5つの動きがあると分析しています。

同人グループの挑戦

筆者も一度寄稿させて頂いたのですが、ゲームブックやボードゲーム専門の制作会社があります。

http://tandt.market.cx/より画像引用

FT書房さんです。

優秀な作家さんたちや、編集者さんたちの頭脳集団で、ゲームブックの制作を意欲的に継続して行っています。

最近では漫画版のゲームブックをリリースしました。 

飛翔騎士 (漫画deゲームブック第1弾) Amazonより画像引用

無論上記以外にかなりの種類の作品を紙媒体・電子書籍版問わずリリースしてくれています。

ゲームブックが今でもあるのはこの方々の力があってこそだと思います。

凄いのはメルマガ登録すると、毎日メールが届きますし、週に一度ミニゲームブックが届くのですよ! しかも無料で!

FT新聞登録はこちら

筆者は非情にリスペクト、感謝しています。 

名作の復刻

これは筆者もこのnoteで触れていますが 

過去の名作ゲームブックの復刻版をリリースすると言う動きが先ずあります。

今回非情に注目を浴び、人気も出ていますが、ここまでの道のりは平坦なものではありません。

往年のゲームブック復刻の動きは今までにたくさんあり、

・創土社が復刻版をリリース
・ゲームブックラボRで携帯アプリリリース
・iGameBookでスマホアプリでリリース

と言う歴史があります。

そのいずれも現在までは継続していないんです。

同じ人や会社が行っているわけではありませんが、3度目の正直どころか、4回めの挑戦と言う事に代わりはありません。

セブンカフェも4回目に挑戦して漸くヒットとなったのですから、物事を成し遂げると言うのは非情に困難を伴うのですね。

筆者は幻想迷宮書店さんはゲームブック復興に非情に力になってくれると信じています。

技量だけではなく、熱い思いが半端じゃ無いですからね。

スマホでSNS風やりとり

そしてかなりの人気を博しているのがLifeline。

Twitterで「Lifeline」を検索すると、主人公タイラーくんのイラストで溢れますよ。

制作会社はこのゲームの事を「デジタルゲームブック」と称しています。

内容は宇宙でさまよう主人公タイラーと読者がSNSの様なやりとりで、危機を乗り越えるというアドベンチャーゲーム。

昨年の有料部門で日本・中国でナンバーワンだったそうですよ。

それに追随するかのように 

助けてください~既読スルー禁止~より画像引用

日本でも↑このようなゲームアプリが出ました。

これも各登場人物とLINEのようなやりとりで、それぞれを助けるといったアドベンチャーゲームになっています。

筆者は今流行るゲームブックの形はこれだと思っています。

なので、専用のサイトも立ち上げています。プレイは無料なのでよろしければどうぞ。

芸夢部倶楽部

有名コンテンツのゲームブック化 

あと手堅いと思えるのがこのジャンル。既に3本リリースされています。 

七つの大罪 ゲームブック 迷いの森の冒険

青鬼からの脱出

進撃の巨人ゲームブック ウォール・ローゼ死守命令850

なお、進撃の巨人のゲームブックは電子書籍版でもリリースされるようです。

パラグラフ移動がリンククリックで可能になるのは大変便利ですね。

リアルイベント 

はい。結構ダークフォースなのがこちら。

まずSCRAPさんの謎解きゲームブックシリーズが堅調です。 

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)

往年の名作「火吹山の魔法使い」も、TRPGと言うボードゲームをゲームブック化したものです。

なので人気のリアルイベントをゲームブック化するというのは非情に親和性も高く、面白いゲームブックが制作可能です。

このシリーズは何作も出ているのですが、さらにそのゲームブックを楽しんで、イベントを実施しているアイドルが居るんですね。

で、冒頭の動画をまたここに置いときますけど、

オーディエンスが選択肢を選んでマルチエンディングを見ることが出来るそうなんですね。

渋谷でやってるイベントのため、道民の筆者は参加が無理なんですけど、大変良い取り組みだと思います。

動画と選択肢を選んで読み進めるゲームブックというのもまた実に相性が良くてですね、こちらを御覧ください。

あえて再生回数書きませんけど、物凄い反響なんですよ。

そして、制作秘話で知ったんですけど、海外のYouTubeで、動画でゲームブックを作ると言うのをみてこの作品をひらめいたそうなんですね。

なので、海外のYouTubeでは動画のゲームブックってかなりありますよ。

でも日本では物凄く少ないので、珍しさもあって注目を浴びるチャンスだとも思います。

↑このミズタマリさんは自分で会社を運営しているようです(!)

素晴らしいですね。さらに脚本や写真撮影も手掛けるということですから、ぜひ動画でのゲームブック制作にも期待したいところです。

ニコニコとかだと課金が出来るみたいですし、YouTubeでも有料コンテンツの展開の動きもあることですから、渋谷に行けない人たちのためにも今後の活躍に期待したいと思います。

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