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自己紹介

皆さま、はじめまして。
私は服飾を愛してやまない人間、youjiaと申します。

人生の夏休み。
そう、大学生活を表すこの単語の意を腹の底から限りなく、目一杯に享受しており、気づけば最終学年です。
諸行無常ですね、世の中の動きが音速(340m/s)です。まあ、私の50m走の結果(0.16m/s)の方が早いのは一目瞭然ですが…。

さて、私には趣味が多くあります。
しかし、中でも、オートクチュールを愛しています。
皆様は、オートクチュールをご存知でしょうか。フランス語のことばで、日本語では「高級仕立て服」が相当します。

例えば…

Maison Marginal 'Artisanal'

ふつくしい、失礼、うつくしいです。
このように、デザイナーの個人世界を鑑賞することが、私の第一の趣味と言っても過言ではありません。


私がオートクチュールに出会って激情を抱えるに至ったのは、数年前です。
当時は着る服の好みがはっきりしてきて、世の中の多くの人が共有する服装では飽き足らず、古着屋の中で自分の心がおどる服を、涎を垂らすハイエナの如く探していました。涎はもちろん、後からスタッフが回収しました。

多くの服に触れる過程で、リミッターが外れたように「もっと可愛いものを」と、
もっと、ほっともっとが積み重なった結果、気づけば服の好みがマイノリティに。
ふと気づけば、愛する親が一緒に歩くのを拒むような服を愛していました。

けれど、傷つけども服の好みを変えることはできず、追求した結果、オートクチュールに出会います。
実際には、アルバイトをしてお金がたまったことで上を見上げることが出来、
コム・デ・ギャルソンの、立体的なカッティングやパターンに惹かれました。

そして、各ブランドの過去コレクションをたどると、
Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)に激情。
私が生まれたってわけ。

今は、XやInstagram、雑誌MODE et MODEやVOGUEを見て、
ジョン・ガリアーノはじめ多くのデザイナーの作品に胸を高鳴らせています。

最後に

好きな服を着て、傷つくこと、それはそれは多く、深く、ありました
けれど、きっと、大丈夫。大丈夫になるんです。

かつて、自分の作品をこう評価したデザイナーがいました。

I digest, I vomit.
(消化して、吐く)

Alexander McQueen: A Never-Before-Seen Interview (YouTube)

彼は、こうして社会に吐き出した服に非常なる賛否を呼び、たちまち議論の的となりました。

自身の名を冠したブランド、会社へのプレッシャー、
高級ブランドのクリエイティブデザイナー就任時の批判、
目も回るほど移れゆくファッション業界、
スタッフへの責任感、
私生活での不幸の連続、

そして、彼は自ら、その人生に終止符を打ちます。


きっと、正直に吐き出した己の作品が議論にさらされることは、血を吐き出すほどに壮絶な体験なのでしょう。もしくは、もっと。
けれど、今では、彼は一般に「天才」と称されます。

世の中の評価って、きっと、そんなもの、です。
多種多様な人間がたくさんいるから、当然意見は割れるし、
状況によって目立つ意見も、きっと異なります。

彼は、私が知るデザイナーの中で、もっとも服に生き、服に人生を捧げたデザイナーです。
そんな彼を、私は心の奥底から、叫びたいほどに、尊敬しています。



どうぞ
よしなに、


youjia


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