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Origami Dripperが制作せれている光洋陶器(岐阜県土岐市)を訪れて

先週Origami Dripperが制作されている光洋陶器(岐阜県土岐市)を訪れました。KOYO BASEという工場に併設されたカフェや展示がある総合施設を見学しました。

Origami Dripperは国内外で高評価を受け、Kurasuでもドリッパーの中では常てにトップの人気があります。世界中のコーヒーショップで定番となり、2019 World Brewers Cup優勝者である杜嘉宁(Jianing Du)が使用したのをきっかけにドリップの大会でも常連の存在です。

光洋陶器は、元々業務用陶器の生産と販売に特化しており、大手飲食チェーンのびっくりドンキーやサイゼリヤなどとも契約しています。工場は想像以上に大規模で、112人の従業員(ほぼ全員が正社員)が働いています。自動化が進んでおり、ロボットで成形から釉薬を一貫してできるラインや、素焼きの部分は終日稼働しているなど、圧倒的な生産量で、1日に1万から2万点を生産し、約1万5000種類のアイテムを毎月30万点出荷しています。

Origamiドリッパーはイコミ成形という特殊な成形方法で、型に泥状にした土を流し込んで形を作る技術であのOrigamiの独特な形を制作しています。(Origami Dripperの制作方法の詳細はこちら成形のための土の硬さや配合はかなり繊細で、Origami Dripperを安定して制作するまで一年以上の試行錯誤があったようです。最初は1日8作るのが限度だったとのことですが、今では5つの関連会社に手伝ってもらいながら、一日2000個まで生産できるようです。Origami Airに関しては大阪の工場で作ってもらっているようです。

光洋陶器の訪問は、コーヒーの生産地に訪れるのと近しい感動をもたらしました。コーヒー一杯に込められた背景やストーリーを知ることは、ただ飲むだけでは味わえない深い価値と繋がりを感じる鍵です。

Origami Dripperの製造工程を知ることで、商品に対する価値が明確になります。それは科学と芸術の融合であり、コーヒー文化への新たな貢献と言えるでしょう。この体験を通して、商品の背後に隠されたストーリーを知り、より多くの人に知ってもらいたいと強く感じました。一杯のコーヒーから広がる世界を一緒に楽しみましょう!

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