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食卓日記 フィリピンの食材

フィリピンに住み始めて5ヶ月が経とうとしています。
最初は車の騒音(主にクラクション)や、交通ルールがあるのか無いのかわからない道路、フィリピン料理の味の濃さ、店員が多い割に待ち時間が長いスーパーのレジ・飲食店に戸惑うことばかりだった。

それらにもだいぶ慣れて、またクラクションが鳴ってるなあ〜と聞き流せるし、車との阿吽の呼吸みたいなものが分かってきて、信号がない道路でも渡れるようになった。美味しい、自分好みのフィリピン料理も見つかってきたし、飲食店やスーパーでものんびりと構えられるようになった。

そんな中で、私がこちらに来て美味しい、と思ったものやお気に入りの食材を今回はいくつか。

Pomelo(ポメロ)

グレープフルーツや文旦に似た柑橘類。
これが本当に大好き!
赤ちゃんの頭ほどの大きさで、中身はうすピンク寄りのオレンジ色。
甘味と酸味のバランスが良くて、冷やして食べると美味しい。
食感は八朔のような感じで、柑橘類だけど、サクサク食べれる。
皮がかなり分厚く、最初は手で頑張って剥いていたのだけど、分厚すぎて指が痛くなる。こちらの人に剥き方を聞いてみると、外の皮は上下を身を出ない程度に切り落とし、地球儀で言うと経度に沿って、包丁で何本か切り込みを入れると剥きやすい。中身を剥くときは日本から持ってきたムッキーちゃんを愛用。
これは一番のお気に入り食材かも。
美味しいポメロを見分ける能力もついてきた。


スーパーに並ぶポメロ。
剥いた後。色が綺麗。


Kangkong(カンコン)

空芯菜のこと。
日本にいる間は空芯菜を自分で買ったことがなかった。
こちらでは日常的に使われる野菜なので、安く手に入る。
食感がシャキシャキして美味しい。
アドボンカンコンという料理がお気に入り。
アドボという、醤油・酢・砂糖で味付けしたフィリピンの煮込み料理があり、それをカンコンで作ったもの。この味付けはフィリピンの味付けの定番。


Saluyot(サルーヨ)

お手伝いさんに勧めてもらった野菜。
食感がstickeyと言っていたけれど、どんな野菜なのか想像がつかず。
カンコンと似てるよーとのことで、茹でてもらったものをその日の夕食に食べたら…
モロヘイヤ!

魚や肉のソテーの付け合わせに食べたりするみたい。
ごまとお醤油をかけてもいいと言っていた。
でも、私の一番好きな食べ方は、やっぱりかつお節と醤油。

Banana(バナナ)

言わずもがな、バナナ。
フィリピンでは沢山の種類のバナナが売っている。
値段も手頃で買いやすいラカタン、ラカタンより少し小さめのラトゥンダン、加熱して食べることの多いサバ、モンキーバナナとも呼ばれるミニサイズのセニョリータなど。
私がよく食べるのは、ラカタン。そのまま食べたり、バナナマフィンなどのおやつを作ったり。
あとは、サババナナ。これは生で食べると甘味が少ないのだけど、加熱するとサツマイモのような感じにもなり、ほっくり甘い!
切ったサババナナと砂糖を春巻きの皮で包み揚げた、フィリピンのローカルフード、トゥロンも大好き。家でも作る。サババナナの独特の甘味が春巻きになってジューシーさが加わり、ホッとするおやつ。


ラカタンというバナナ。日本のバナナよりも少し酸味がある。
サババナナ。もう少し黄色くなった頃が食べ頃。

バナナチップも大好きなおやつで、上述したサババナナを使ったものが多く、甘さの加減が丁度いい。バナナの厚さも分厚すぎないのでポリポリ食べられる。が故に食べ過ぎ注意。

日本食が恋しくなることは勿論あるし、家では日本食を作ることが多い。でも日本食スーパーばかり行くのではなく、こちらにいる間は、現地の食材を試し、使っていきたい。フィリピン料理も自分の料理レパートリーの中に入れたい。
せっかく日本以外にいるのだから。食わず嫌いせずに挑戦したいと思う。
エラーもたくさん出る。たくさん出るけど、それを夫と一緒に「これは意外とイケる」「これは次は買わなくていいかな」「これは好き!」などと言い合ってトライするのも楽しいのだ。

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