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日誌「ちょうどカレー過疎地にいた」 #1117

カレーは不思議だ。「日本食だ!」と言われればそうだし、もちろんインドの食べ物であるし、ネパールでもタイでも食べられているはずだ。ちなみにカレーライスはイギリス発祥(当然インド由来)らしい。私は別に名店を巡るほどの熱はないのだが、たまにどうしてもカレーを食べないと気が済まない日が来る。それが今週の月曜日だった。週末に見たテレビの影響とか、原因はそんなものだ。

ちょうど都内にいたので、カレーを出すお店は星の数ほどあるだろう。しかし、私はちょうどカレー過疎地にいたのだ。もはやカレー味であれば何でも良いと思うぐらいのパニックだったが、唯一この辺りで知っているインドカレー屋に向かう。半開きのドアを開けて顔を覗かせると、店員さんがポカンとした表情をしている。「今日は貸切」と指でバツを作られてしまう。すぐにマップを開いた。

カレーを摂取するまでは歩きだろうと電車だろうと動く気にならない。そして、どうにか近くにインドカレーのチェーン店を見つけた。他のチェーン店に行った時にちょっと物足りない気持ちになったことがあるので少し躊躇する。しかし、今はそんなことを言ってる場合ではない。お店は大通りの裏手にあり、先客は1組のみ。ヒャッ!と思ったが、これがとても美味しかった。マップが増える。