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なるほど,このための稽古だったのか。

土曜日は朝から稽古に行くはずだったが,昨夜痛飲したのがよくなかったのか,起きたのが稽古の始まる30分ほど前だった。それで諦めた。

朝に稽古にいけなかったので,夜の稽古に行った。となりの県。

勤務地のある県の稽古で,このところ,ずっと指導してもらっているのが,攻め方。剣先を下げながら,間合いをつめて,すっと剣先をあげる。相手がそれに反応したら,開いているところを打つというもの。最初は上下に剣先を揺らす稽古からはじまったので,これは一体どういう効果のある稽古なのだろうかといろいろと思いを巡らせた。左手だけで竹刀を操作する稽古?相手がおさえてくる竹刀を逸せる稽古?前傾姿勢を矯正する稽古?左右に意味もなくリズムをとる癖を矯正する稽古?一体なんだ?

わからないまま,一人で稽古をしている。

今週の水曜日,転機。先生に挨拶にいく。前のひとに先生が話をしている。「みんなわけもわからず竹刀を上下に振っている。あれは攻めなんだよ」

先生,あれは攻めの稽古だったのですか!ぎゃ!

次の日の木曜日。先生のいうように上下の動きを使って攻めてみると,あれ,あれ,相手がくるくるとよく動く。手が上がる。剣先が中心から外れる。あれ,あれ。

そこで今夜,土曜日の夜の稽古で試してみる。すると,ぴくりぴくりと反応する先生。明らかに体が動く先生。動かないでいようと逆にいつく先生。あれ,あれ。相手がくるくるとよく動く。あれ,あれ? なるほど!

理解するのにずいぶん時間がかかってしまったが,あの上下の竹刀の運動にはこういう意味があったのか!来週水曜日に教えてくださっている先生に試してみよう。たぶんこれであっているので,次は打突の遅さを指摘されるはずだ。

というわけで,打突に関わる稽古もしてみる。

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なにごともポイントを押さえて稽古するのが大切だと思います。問題は,きちんと稽古できているか,意識が自分に向くかどうかだと思います。


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