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カウンセリング4回目

今日は4回目のカウンセリング。
生い立ちから話して、会社を辞めてからの2年間をさらりと。

話し終わって先生から「隅田川さんのお話は仕事のことが中心ですね、恋愛について伺えますか」
と言われ、絞り出す。
絞り出す、というのは、あまり話したいというわけではなく、「自分の人生」というテーマの時に、恋愛がどうしてもかすんでしまうからだ。
過去のことは忘れてしまって、いつどんな時にどれぐらいの期間彼と交際していたかなど、曖昧で、ざっくりと答えた。
自分の他者に対する執着はいつも、女性にばかりむいてしまう、けど女性への性的嗜好はないことなども話した。

一通りの話を終え、先生からのフィードバックは
「隅田川さんは「自分らしく生きたい」ということが要所に出てくるのだけれど、同時に「他者からの目線や他者からの価値観」をすごく気にしている部分があって、その矛盾が気になりました」
というもの。

それはまさにご指摘の通りで、それについての自分なりの考えなども話した。
おそらく幼少期から「何も考えず素直に自分らしくいる」ことで、他人を無意識に傷つけていたり、他人からつまはじきにされた経験があるためではないか
「つまはじき者の私だって“普通”にできるんだから!という証明をしたいかのように、他者の価値観や恋愛におけるステレオタイプな理想を自分の目標にしたりしている節がある」ということなどだ。

このように、自分の人生を、仕事や恋愛、家庭環境などいろいろな方面からざっくばらんに振り返っていった。
その上で、どうなりたいか、どうしていきたいかと聞かれた。

私は、強くなりたいと答えた。
自分らしく生きたいくせに、他者からの言葉に左右されたり傷ついたり落ち込んだりしすぎてしまうこと、立ち直るのに時間がかかること、
今までは家庭や学校、会社という強制力のある環境がある種、凹んだ自分を無理やり叩き起こして前に進ませてくれたけど、自分自身でそれができるようになりたいというようなことを伝えた。

先生からは簡単な認知行動療法の説明を受け、今後は、色々と具体的なエピソードを拾っていきながら、より深く私の行動パターンを整理していく作業に入っていくようだ。
(たとえば、今でも思い出すと胸がちくっとするような出来事などをピックアップしていくと思われる)

先週とは違い、今週はあまり疲れはしなかった。
代わりに、「いよいよはじまるのか」という若干の緊張と、「自分の至らない部分をぐさっと指摘されてしまうのではないか」という気構えのようなものを覚えた。

でも、長く話していくうちに、自分が本当はどう生きていきたいのかを言葉にできたことはよかった。

こんな風に他人にひたすら話を聞いてもらえることはなかなかない。
計4時間、一切の「指摘」や「アドバイス」がなかったということになる。
そんな経験はなかなかできない。
それだけでも気持ちがゆるまる人もいるだろう。

私はここからさらに踏み込んでいく。
今これを書いている瞬間、ジャングルの中に踏み込む隊長のようなイメージがふと頭に沸いた。
ジャングルといったって、自分のことだ。本当は一番よく知っている自宅のような場所のはずなのに、なぜかジャングルの映像が浮かんだ。おもしろいし、ちょっと怖い感覚だ。
でも、隊長は進む。大丈夫、一緒についてきてくれる人がいる。

来週もがんばってこようと思う。

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